Blooming Days+,Jul’06 | 倉嶋桃子|79.1MHz KOCOラジ

Blooming Days - 日々是好日 -

Blooming Days+,Jul’06

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2021年7月6日(火)

みなさん、こんにちは。倉嶋桃子です。

先日、海外の天気情報によると、アメリカの北西部やカナダの広い範囲で40度を超える熱波に見舞われたという話がありました。
日本では、まだ梅雨が続きますので雨の降り方の方が気になりますが、今年の夏の気温がどうなるのかも心配なところです。

さて、これからいよいよ夏も本格化してくる時期、夏の風物詩の一つ「風鈴」が海外向けの通販サイトで人気となっているというニュースがありました。

最近では、風鈴の音が騒音として近隣から苦情が来た話などもあり、風の音を楽しむ風情といったものが失われつつあるようで少し寂しい気もしますが、海外では「ウインドベル」または「ウインドチャイム」としてインテリアとして使われたりや日本の素晴らしい工芸品の一つとしても楽しまれているようです。

「風鈴」の起源は、約2000年前の中国で、竹林に吊り下げて風の向きや音の鳴り方によって吉凶を占った「占風鐸(ふうせんたく)」であるといわれています。
日本へは仏教と共に中国から青銅製の「風鐸(ふうたく)」が伝わり、「病や邪気を運ぶ災いの強風」から身を守るものとして、お寺の仏堂の四隅や仏塔に吊るすようになりました。
「風鐸」は、今の風鈴の音とは違いガランガランという鈍い音ですが、その音が聞こえる範囲は災いが起こらないと言われ、平安時代から鎌倉時代には、貴族の屋敷の軒先に魔除けとして風鐸をつるしていたこともあり、呪術的な意味があったほか、権力の象徴でもあったようです。

その後、大きかった「風鐸」が徐々に小型化されると、浄土宗の開祖・法然上人が「風鈴」「ふうれい」と名付けたという説があります。
これは、鎌倉末期に作られたとされる国宝『法然上人行状絵図』に「極楽の七重宝樹(しちじゅうほうじゅ)の風のひびきをこひ、八功徳池(はっくどくち)のなみのをとをおもひて、風鈴を愛して」という表記があることからそのように言われていますが、「ふうりん」と読まれるようになったのは後の時代になってからとのこと。

「風鈴」の初期の頃の素材は鉄や銅など金属製でしたが、江戸時代に入り西洋と貿易を行っていた長崎を通して、品質のよいガラス製品が日本に伝わり、同時にガラス製法も伝わります。
19世紀には江戸でガラス細工が盛んになり、江戸時代末期には、ビイドロ製の吹きガラスで作られた「風鈴」が広まっていきます。
ちなみに、初期のガラスの風鈴は、ガラスの原材料が貴重だったため、現在の価格にすると200~300万円ほどしたそうです。

徐々にガラスの原材料が安価になり、ガラス製の風鈴を庶民が買えるようになると、かつての貴族と同じように軒先や縁側に風鈴を吊るしていました。

縁側は日当たりの良い南側にあることが多いですが、南西が裏鬼門という不吉な方角にあたること、また気温が高い時期は伝染病が流行りやすかったことなどから、暑い夏に魔除けの意味も持って飾られたのではないかと考えられており、そのためか風鈴は魔除けの色とされる「朱色」や「赤」に色づけされたものが多かったそうです。

また、風鈴をインテリアとして飾って楽しんだり、縁起物として飾ったりする文化も生まれ、縁起担ぎの意味を込めた絵柄も出てきました。
例えば、「金魚」は、生まれた時には体面が黒いものの、成長するにつれて赤くなっていくことから、風水では陰から陽に変わるということで金運のシンボルとされていたり、野菜の「カブ」と千両の「小判」の絵柄は、カブは花札でおいちょかぶというのになると勝つことから、賭け事に勝つという意味で描かれたり、「トンボ」の絵柄は「勝ち虫」と言われることから、成果を出したいという意味を持たせたり、「富士山」の絵柄は末広がりの意味、大きい音を出す「花火」の絵柄は、魔除けや死者の魂を鎮める鎮魂という意味がありました。

「風鈴」は、ガラス製のもの以外にもいくつか種類があります。
例えば、岩手県の伝統工芸南部鉄器でできた「南部風鈴」、富山県の伝統産業高岡銅器の真鍮製の「高岡風鈴」、神奈川県の伝統工芸小田原鋳物の砂張(さはり)製(仏具の「おりん」などにも使われている合金)の「小田原風鈴」、兵庫県姫路の伝統工芸である明珍火箸(みょうちんひばし)を風鈴として使うように作った「火箸風鈴」、沖縄では貝殻を用いた「貝殻風鈴」など。

最近では、暑い夏に「風鈴」の音を聴くことで、涼しさの演出をするという意味合いで飾られることが多くなったものの、音の程度によっては騒音と捉えられてしまうので、飾っておいても安全な場所かどうか、風の強い日や夜間などには取り外すなど、ある程度の配慮が必要かとは思います。

外国の方も取り入れているという「風鈴」。季節のインテリアとしてだけでなく、もともとは「魔除け」とされていたという意味合いも込めて、飾ってみるというのもいいかもしれません。

参考資料

米北西部とカナダ、熱波で記録的猛暑 高温警報を発令 – BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/57633496

「日本ロス…」意外なメイド・イン・ジャパンが世界で爆売れ…海外の方に聞いたコレが人気商品(FNNプライムオンライン) – Yahoo!ニュース
https://blooming-days.njs.xyz/gj36

風鈴 – Wikipedia
https://blooming-days.njs.xyz/sb6f

風鈴の歴史と由来。現代の暮らしにおすすめの風鈴の飾り方・楽しみ方|ハンドメイド、手作り通販・販売のCreema
https://www.creema.jp/blog/589/detail

夏を知らせる風物詩【江戸風鈴】で日本の音色を楽しもう|THE GATE|日本の旅行観光マガジン・観光旅行情報掲載
https://thegate12.com/jp/article/324

風鈴とは?~風鈴の歴史と種類、体への効果~ | ワゴコロ
https://blooming-days.njs.xyz/itbq

江戸風鈴の原点ー有限会社篠原風鈴本舗ー | Mikoshi Storys
https://blooming-days.njs.xyz/0vf3

風鈴のあれこれ | 篠原まるよし風鈴
https://edo-fuurin.com/fuurinInformation/

花火 | 江戸風鈴 篠原まるよし風鈴
https://maruyosi.theshop.jp/items/30448419

それでは、本日の放送内容です。

遊園地にまつわるお話

今日のココラジは、「遊園地」をテーマにお送りいたします。

これまで行ったことがある印象的な遊園地や、遊園地にまつわるお話などをしております。

倉嶋とディレクター小出との詳しいお話の内容は、ポッドキャストをお聴きください。

さて、今回は、「遊園地」をテーマにお送りいたしました。

番組では、放送内容他、ポッドキャストのみ聴くことができる放送内容の予告、放送を振返る放送後記、そして、毎週月曜日に放送しているTOKYO854の放送内容など、ポッドキャストでお聴きいただけます。

皆さんのお好きな時間に、お好きな楽しみ方を、ぜひお試しいただければと思います。

見るラジオ

今回は、イギリスのディズニーランドに行ったつもりでラジオ番組を聴く、そんな気分になれるような動画を作ってみました。

使用している動画は、下記のものを使用させていただいています。

動画について

Walt Disney World – 2019 UK Disney Vlog
https://blooming-days.njs.xyz/cwo8

動画内で使用している楽曲は、次世代を担うミュージシャンたちのものです。気になる曲があったらリンク先サイトを覗いてみて下さい。

動画内音楽について

Fable by J Lind
https://artlist.io/song/46880/fable

Brokenhearted by Lightboys
https://artlist.io/song/65305/brokenhearted

Walking Around by Eldar Kedem
https://artlist.io/song/65435/walking-around

My Brand New Car by Ofer Koren
https://artlist.io/song/64808/let-the-good-times-roll

Podcast

放送をお聞きいただいた皆様、メッセージをいただきました皆様、本日もありがとうございました。

番組では、特設サイトのメッセージボード、または、KOCOラジの メッセージフォームにて、皆様からのメッセージ、ご感想をお待ちしております。

次回も、「Blooming Days PLUS-日々是好日-」で、皆様とお耳にかかれることを楽しみにしております。