Blooming Days,March’22 | 倉嶋桃子|85.4MHz FMひがしくるめ

Blooming Days - 日々是好日 -

Blooming Days,March’22

  • PODCAST

    ※アプリをインストールしてお聞きください。Spotify Freeはずっと無料のプランです。 期間限定でもなければ、登録にクレジットカードも必要ありません。 放送後記
  • facebook

  • Twitter

2021年3月22日(月)

みなさん、こんにちは。倉嶋桃子です。

先日テレビのニュースで千葉県鴨川市の海岸で「春の訪れを告げるひじき狩り始まる」というニュースが話題になっていました。

我が家では食事の副菜として、またお弁当の隙間を埋める救世主としてよく食べる「ひじき」。
通年たべられるように加工されているフリーズドライのものを使うことがほとんどだったため、いつでも採れるものなのだろうと思っていたので、「春の訪れを告げる」という言葉と「ひじき狩り」という言葉は、これまで聞いたことがなくとても驚きました。

「ひじき」は、海藻の一種で旬の時期は3月から4月頃とのこと。
国内産はほぼ天然もので、北海道から沖縄まで採れ、主な産地は、房総半島、伊勢志摩、紀伊半島、四国、九州地方です。
輸入のものは韓国産が多く、最近では中国産もみられますが、ほとんどが養殖されたものだそうです。

ひじきには「芽ひじき」「長ひじき」「寒ひじき」の三種類ありますが、品種が違うものではありません。
「芽ひじきは」は、「米ひじき」「姫ひじき」とも呼ばれ、ひじきの葉の部分のことで、口当たりがいいのが特徴です。
また、「長ひじき」は「茎ひじき」とも言い、歯ごたえがある食感がポイント。
そして、「寒ひじき」は、「早どれひじき」とも呼ばれ、旬の時期よりも少し早い冬に収穫されたもので、若芽のひじきのことをいうそうです。

ニュースで流れてきた「ひじき狩り」の映像を見てみると、潮が引いて露出した岩肌で長さ30㎝~60㎝ほどに育った茶色のひじきを、草を刈るときに使うような鎌で刈り取っていました。

生のひじきは、フリーズドライのひじきとは違って、柔らかくてみずみずしく、磯の香りがたっぷり感じられるそうです。
生のひじきを食べる場合ですが、熱湯に30秒ほどくぐらせるだけで、すぐにお料理に使えるとか。
長い時間茹でても問題はないとのことですが、生ひじきならではの食感と風味を味わうには、短時間の下処理がポイントのようです。
また、すぐに食べない場合は、フリーズドライのように日持ちがしないので、使いやすい量に小分けにして冷凍保存をし、食べるときに水洗いをすればすぐに食べられるとのこと。

もし、スーパーで生ひじきを見かけることがありましたら、ぜひ購入して旬ならではのひじきの味を堪能してみてください。

参考資料

千葉 房総半島に春の訪れ告げるひじき狩り始まる
https://blooming-days.njs.xyz/iq5y

日本ひじき協議会
http://www.hijiki.org/html/content14.htm

ひじきにも旬がある!暖かくなったら生ひじきの歯ごたえを味わおう
https://kenokoto.jp/69596

ひじきの旬は3~4月だが、流通している乾燥ものに旬は関係なし
https://blooming-days.njs.xyz/1axg

ひじき講座 ひじきの種類
https://www.kurakon.jp/ency_hijiki/03.html

それでは、本日の放送内容です。

「Interest」in bloom-その1-

3/20は春分の日。
通例、3月20日から3月21日ごろのいずれか1日。
毎年国立天文台が「春分日」を含め作成する、翌年の『暦象年表』という小冊子に基づき、施行年の前年の2月、第1平日付の官報の公告欄「暦要項(れきようこう)」において「春分の日」として公告されます。
『暦象年表』以降の将来も、春分日は天文学で計算できますが、このような手続きを経るため、正式な「春分の日」は、前年の公告でしか確定しません。
「昼と夜の長さが等しくなる日」といわれますが、実際は昼の方が少し長いようです。
日本では、春分と秋分の日を中日として、その前後3日間を合わせた1週間をお彼岸として、初日を「お彼岸の入り」、最終日を「お彼岸あけ」といい、宗派問わずお墓参りをする人も多い日です。

今日の「Interest」 in bloomは、お彼岸についてお送りいたします。


お彼岸とは

日本では、昔ながらの風習として残っているお彼岸ですが、実は、日本独特の行事であることは、あまり知られていません。
「彼岸」は元々仏教用語で、サンスクリットのパーラミターの漢訳「到彼岸(とうひがん)」の略語。
悟りに至るために越えるべき、迷いや煩悩を川に例え、「向こう岸」との意味を持ち、一切の悩みを捨て去り、悟りの境地に達することを言います。
彼岸に対して、生死の苦しみに迷う現世を「此岸(しがん)」と呼び、この仏教思想に日本古来の祖先信仰が合わさり、彼岸の行事が生まれたと考えられています。

このような苦しみの世界から解放され、理想の世界を仏様に求めたところから、彼岸会(ひがんえ)という行事が始まりました。

日本で初めて彼岸会が行われたのは、西暦806年(大同元年)のこと。
このとき、崇道天皇(すどうてんのう)(早良親王:さわらしんのう))のために、諸国の国分寺の僧に命じて「七日金剛般若経(なのかこんごうはんにゃきょう)を読まわしむ」と『日本後紀』には記述されています。
これが平安朝の頃、宮中で盛んになり、江戸時代になってから、庶民の間で広く行われるようになり今日まで続いています。

仏教では、お彼岸の中日を「ご先祖様に感謝する日」としており、その前後にお墓参りに行ってご先祖様の供養をします。
残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な「6つの徳目(とくもく)六波羅蜜(ろくはらみつ)」を1日に1つずつ修める日とされています。
六波羅蜜とは、生きる上での善悪を、きちんと判断・行動できるような心がけの事で、1日に1つずつ、計6つの心掛けをしてみましょう、というのが残る6日間の過ごし方になります。

6つの心掛けとは、

一つ、人や動物、植物に慈しみ(いつくしみ)を持ち、他人への思いやりを持ちましょう

一つ、規則やルールを守り、自分は間違ったことをしていないか常に気をつけましょう

一つ、苦しい事、辛い事はあるけれどもじっと耐え、怒りを捨てましょう

一つ、何事にも一生懸命に最善を尽くし、出来ないと諦めずに努力してみましょう

一つ、気持ちを昂(たか)ぶらせたり、落ち込んだりしないよう、心穏やかに過ごしてみましょう

一つ、情報に振り回されず何が正しいことなのか、真実を見抜く力を身につけましょう

という、人として正しく生きる心がけのことです。

どれも当たり前のことですが、言うは易し、行うは難しで、常日頃から行うのはなかなか大変です。
ですので、せめて年に2回のこの期間だけは、この心がけを守って過ごしてみませんか、と言うのが、お彼岸の過ごし方になります。

お彼岸明けはもう明日、手遅れかな?と諦めてはいけません。
この六波羅蜜、どれでも自分にあったものを1つ、一生懸命やりさえすれば、6つ全部やったことになるそうです。
普段、無意識に「不機嫌な感情」を言葉や態度に出してしまっている人も、この期間だけでも、ご家族に優しく接してみてください。悟りの境地に少し近づくかもしれません。

「Interest」in bloom-その2-

一昨日の土曜日3/20、お彼岸の中日にあたる春分の日には、お花を持ってお墓参りに行かれる方を何人も見かけました。

この日に先祖を供養する風習は、日本独特のもので、仏教が伝来した中国やインドにはありません。
これは、仏教では極楽浄土である彼岸が西方にあるとされている事から、真東から朝日が上がり真西に沈む、春分の日と秋分の日は、一年で最も「あの世に近い日」と考えられたことが始まりで、それがやがて、先祖供養の行事へと趣旨が変わって定着したと言われています。

彼岸という言葉の由来や意味から、仏教の行事であると思われがちですが、お彼岸は、一般的な仏教の考え方に加えて、日本独自の風習や考え方が加わり、さらに色濃く反映されているため、他の仏教国では見られない習慣になったと考えられています。


お経について

昔から、葬儀やお通夜などの法要では、お坊さんにお経を読んでもらいますが、皆さんは、どういう目的でお経を読んでもらうかご存知でしょうか?
「亡くなった方が迷わず成仏するため」「亡くなった方の冥福を祈るため」と思ってらっしゃる方が多いようですが、どうやら実際は違うようです。

今から約2600年前、釈迦の生きていた時代にも、この疑問を持った人がおり、釈迦本人に「お経をあげると、死んだ人が浮かばれるという人たちがいるのですが、本当でしょうか?」と直接質問しています。

釈迦曰く、「死後、苦しんでいる人は、その人自身が死ぬまでに作った悪業(あくごう)によって決まったものなので、周りでお経をあげたからといって、どうにかなるものではない」と読経は死者のためにならないと答えたそうです。

そもそもお経というのは、釈迦の説いた教えを、弟子達が記録したもので、その数は七千巻以上。
八万四千の法門(ほうもん)に、約4000万文字が書かれています。

インドから伝わった経典は、「小乗経典」「大乗経典」「密教経典」の3種類に分けられています。
小乗経典は、釈迦が亡くなった後に、弟子たちによって文書化されたもの。
一方、釈迦の教えにとらわれず、新しい宗教活動を行っていた仏教徒が作ったものが大乗経典です。

宗派によって、依り所とするお経が異なるのは、分類整理、解釈の仕方が違うだけで、元となっているものは同じものです。

たくさんのお経の中には、矛盾したようなことも書かれていますが、これは対機説法(たいきせっぽう)と言って、釈迦が相手の素質や能力に応じて教えを説いた為です。
お経の内容は多岐にわたりますが、世の中(宇宙全体)の真理、私たちが『心安らかに生きていく』ための考え方、さまざまな仏様の恵みやご利益の素晴らしさといったものが主になっています。

これらのお経は、死んだ人のために教えを説いたものではなく、生きている人のために、生きている時に本当の幸せになれる教えが書かれています。

葬儀や法事などでは、読経が行われるのが一般的であるため、故人のために読経するイメージが強いかもしれません。
しかし、読経はお経を聞いている全員に向けたものなので、故人を通じて、釈迦の教えをもう一度学び直し、改めてお経の功徳やご利益を頂いて感謝をする、と言う意味合いが正しいようです。

「Interest」in bloom-その3-

7000を越えるたくさんのお経の中でも、天下第一の経典と言われるのが「般若心経(はんにゃしんぎょう)」です。
葬儀でもよく耳にする般若心経という名前は、略された呼び方で、正式には「摩訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃはらみったしんぎょう)」といい、「大般若経(だいはんにゃきょう)」600巻を集約したものです。
四国八十八カ所の遍路や西国三十三カ所の巡礼たちも、必ずこの経をとなえています。


般若心経とは

原本は、サンスクリット語(梵語)で書かれており、漢訳されたもの7種類の中で玄奘(げんじょう)の訳がもっともよく読まれています。
わずか260文字の短いお経ですが、般若心経には、釈迦の教えの中でも本質的な内容が詰まっていると言われています。

「般若」には智慧という意味があり、「波羅蜜多(はらみった)」は悟りの境地を意味します。
真実を見極める力を身につけて、悟りを開くために大切なことが書かれているのが般若心経です。

般若心経の教えは、「空(くう)」と呼ばれる思想について説かれています。
これは般若心経を知る上で欠かせない思想で、物事は常に変化していくものだから、何かに執着する心は必要がない、煩悩を捨てることが「空」の境地に達するために大切だとされています。

日本では、仏教各派、特に真言宗・法相宗・天台宗・禅宗が般若心経を使用し、その宗派独特の解釈を行っています。
ただし、浄土真宗は『浄土三部経(じょうどさんぶきょう)』を、日蓮宗・法華宗は『妙法蓮華経(法華経)』を根本経典としているため、般若心経を唱えることはありません。
これは宗派の教義上、用いる必要がないということであり、般若心経を否定しているのではありません。

最近では、色々な現代語訳が出ていますが、今から10年ほど前、ニコニコ動画を通じ大きな話題となった「般若心経 現代語訳」。
作者は不明ですが、原文と照らし合わせても、ロックな和訳は大筋間違ってはいないとのこと。
昔ロックを嗜んだという方がいましたので、今日はその方に紹介してもらいましょう。

「般若心経 現代語訳」

超スゲェ楽になれる方法を知りたいか?
誰でも幸せに生きる方法のヒントだ。もっと力を抜いて楽になるんだ。苦しみも辛さも全てはいい加減な幻さ、安心しろよ。
この世は空しいモンだ、痛みも悲しみも最初から空っぽなのさ。この世は変わり行くモンだ。苦を楽に変える事だって出来る。
汚れることもありゃ背負い込む事だってある。だから抱え込んだモンを捨てちまう事も出来るはずだ。
この世がどれだけいい加減か分ったか?

苦しみとか病とか、そんなモンにこだわるなよ。見えてるものにこだわるな。聞こえるものにしがみつくな。
味や香りなんて人それぞれだろ?何のアテにもなりゃしない。
揺らぐ心にこだわっちゃダメさ。それが『無』ってやつさ。生きてりゃ色々あるさ。辛いモノを見ないようにするのは難しい。でも、そんなもんその場に置いていけよ。

先の事は誰にも見えねぇ。無理して照らそうとしなくていいのさ。見えない事を愉しめばいいだろ。それが生きてる実感ってヤツなんだよ。
正しく生きるのは確かに難しいかもな。でも、明るく生きるのは誰にだって出来るんだよ。
菩薩として生きるコツがあるんだ、苦しんで生きる必要なんてねえよ。愉しんで生きる菩薩になれよ。全く恐れを知らなくなったらロクな事にならねえけどな、適度な恐怖だって生きていくのに役立つモンさ。
勘違いするなよ。非情になれって言ってるんじゃねえ。夢や空想や慈悲の心を忘れるな、それができりゃ涅槃(ねはん)はどこにだってある。

生き方は何も変わらねえ、ただ受け止め方が変わるのさ。心の余裕を持てば誰でもブッダになれるんだぜ。この般若を覚えとけ。短い言葉だ。
意味なんて知らなくていい、細けぇことはいいんだよ。苦しみが小さくなったらそれで上等だろ。
嘘もデタラメも全て認めちまえば苦しみは無くなる、そういうモンなのさ。
今までの前置きは全部忘れても良いぜ。でも、これだけは覚えとけ。
気が向いたら呟いてみろ。心の中で唱えるだけでもいいんだぜ。
いいか、耳かっぽじってよく聞けよ。

『唱えよ、心は消え、魂は静まり、全ては此処にあり、全てを越えたものなり。』
『悟りはその時叶うだろう。全てはこの真言に成就する。』

心配すんな。大丈夫だ。

参考資料

春分の日 – Wikipedia
https://blooming-days.njs.xyz/ms6w

彼岸 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%BC%E5%B2%B8

六波羅蜜(六度万行)とは?お釈迦さまはあらゆる善を6つにまとめられた
https://true-buddhism.com/practice/6paramitas/

なぜお経を読むのか。お経を読む意味と目的とは何か? | 宗教法人金剛院
https://www.kongouin.com/4467/

3年前話題になった超スゲェ「般若心経 現代語訳」がネットを通じ再注目
https://otakei.otakuma.net/archives/2014021803.html

メッセージをお寄せいただいた皆さん、ラジオをお聴き頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

番組では、ポッドキャストによる配信をおこなっています。3/22分については、放送終了後に更新いたします。

また、番組では皆様からのメッセージをお待ちしております。「試してみたよ」「作ってみたよ」といった番組で取り上げた内容のご感想、みなさんが感じる幸せのひとときなど、ぜひお聞かせくださいませ。

なお、番組の構成上、時間の都合でリクエスト曲にはお応えできない可能性がございます。ご容赦くださいませ。

それでは、また来週、月曜日15:00にお耳にかかりましょう。

お相手は、倉嶋桃子でした。

見るラジオ

今回は、明治を代表する近代西洋庭園ともいわれている「新宿御苑」を散策しながらラジオ番組を聴く、そんな気分になれるような動画を作ってみました。
映像は、令和2年の桜の時期のものです。

今回使用している動画は、「令和2年 新宿御苑の桜 4K HDR – Blossoms in Shinjuku Gyoen National Garden Wonderful Japan – 日本の祭さん。」の下記のものを使用させていただいています。

動画について

令和2年 新宿御苑の桜 4K HDR – Blossoms in Shinjuku Gyoen National Garden
Wonderful Japan – 日本の祭さん。
https://www.youtube.com/watch?v=lAwOt0hh3ek

動画内で使用している楽曲は、次世代を担うミュージシャンたちのものです。気になる曲があったらリンク先サイトを覗いてみて下さい。

動画内音楽について

Cowboy by Moody Bear
https://artlist.io/jp/song/35576/cowboy

Chess by Macaroom
https://artlist.io/jp/song/43505/chess

You by IamDayLight
https://artlist.io/jp/song/32258/you

Crazy for Your Love by ORKAS
https://artlist.io/jp/song/53122/crazy-for-your-love

Super Music Wide