Blooming Days+, February’23 | 倉嶋桃子|79.1MHz KOCOラジ

Blooming Days - 日々是好日 -

Blooming Days+, February’23

  • PODCAST

    ※アプリをインストールしてお聞きください。Spotify Freeはずっと無料のプランです。 期間限定でもなければ、登録にクレジットカードも必要ありません。 放送後記
  • facebook

  • Twitter

2021年2月23日(火)

みなさん、こんにちは。倉嶋桃子です。

先日、仕事帰りに和菓子屋さんの前を通ると、「いちご大福」のノボリ旗が立っていました。いちごの季節になると、今では多くの和菓子屋さんで店頭に並ぶ「いちご大福」、東京都新宿区にある「大角玉屋」という和菓子屋さんが、1985年(昭和60年)に売り出したのが元祖と言われています。

当時、3代目社長だった大角和平さんが、「洋菓子・ケーキの時代がそろそろ終わり、何かのきっかけがあれば和菓子の時代が来るだろう」という新聞記事を読んだことをきっかけに、大福の中にいちごを入れたら面白いかもしれないと発案。作って食べてみたところ、これがとてもおいしかったので、早速販売することにしたそうです。

当初は、「売れないだろう」と、30個しか販売しませんでしたが、予想に反してすぐに完売。その美味しさが瞬く間に評判となり、日に日に販売数が増え、全国の和菓子屋さんが見学に来るほどになり、全国へ広まっていったそうです。

もともとこの大福という和菓子は、江戸時代初期に生まれた鶉餅(うずらもち)が江戸時代中期には小形化され、餡に砂糖を加えたものが始まりと言われていて、腹持ちがよいことから腹太餅(はらぶともち)、大腹餅(だいふくもち)という名前で広まり、その後、行商が焼きながら売り歩くという焼き大福が流行したそうです。それまで「大腹」という字が使われていたものが、いつの頃からか吉字に変わり「大福」となったと言われています。

最近では、季節ごとのフルーツや、クリームやメレンゲ、チョコレートといった、和菓子には使われてこなかった洋菓子の材料を組み合わせた大福が広まったことで、これまで和菓子に興味がなかった層にもだいぶ受け入れられようになってきたようです。特に「練り切り」という種類の和菓子では、水仙や桜など昔ながらの伝統的なものの他、クリスマスやバレンタインデー、ご当地キャラクターをかたどったモチーフもあり、元々の和菓子の特性である見た目の美しさ、季節感を感じられるといった点が見直されているようです。

最近では、伝統の技法を生かしつつも時代に合った独創的な和菓子が増えています。お茶だけでなくワインやシャンパンとも相性が良いものもあるようです。

今まで気づかなかった和菓子の魅力、みなさんも愉しんでみませんか。

参考資料

和菓子処大角玉屋
http://www.oosumi-tamaya.co.jp/about.html

フルーツや生クリーム… 変わり種大福10選
https://blooming-days.njs.xyz/dvwl

大福(ウキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%A6%8F

【全国】見てるだけで癒される…♡かわいい和菓子“練り切り”があるお店10選
https://icotto.jp/presses/17691

それでは、本日の放送内容です。

お味噌汁と鰹節、あなたはどっち派?ねこまんまのお話-その1-

昨日のFMひがしくるめの放送では、昨日2/22が猫の日だったという事でイギリス首相官邸ネズミ捕獲長ラリーのお話をしましたが、今日のココラジでは「ねこまんま」について取り上げてみたいと思います。


ねこまんまとは?

今日は、猫が食べる「ねこまんまのお話」ではなく、人間が食べるねこまんまのお話です。
精選版 日本国語大辞典によると、ねこまんまとは、「猫に与える飯のように、醤油をかけたり、具をのせたりした飯のこと」と書かれていまして、一般的には、東日本では「ごはんに鰹節」、西日本では「ごはんにみそ汁」と言われています。

どうしてねこまんまと呼ばれているかというと、イヌやネコに与えるような簡単な餌、残飯の様相を呈していることから、人の食する簡便な食事として「ねこまんま」と呼ばれています。

東日本を中心にねこまんまと呼ばれている鰹節をかけたご飯とは、一般的にはご飯に鰹節をかけて混ぜ込んだものをそう呼びますが、鰹節の上に醤油をかける派と、かけない派がいるそうで、地域や育った家庭環境、各人の嗜好などによってそれぞれ異なるそうです。

ちなみに、一部のお寿司屋さんでは、削り節を具にした巻き寿司を「猫巻き」と称して提供していたりもするそうです。

この、鰹節をかけた食べ方ですが、江戸時代の中期から後期には、幕府の腐敗や鎖国を原因とする食料資源の枯渇によって貧富の差が広がり、貧しい人たちのみならず、身分の低い武士でさえもが飢えに瀕していたため、安価で調理の簡便な「ねこまんま」が流行したそうです。

その後、明治維新後の争乱期から第二次世界大戦末期まで、庶民が飢餓をしのぐ食料の中心的存在となっていましたが、これが単に貧しい人たちの食料という事だけに終わらず、その独特の風味から、富裕層の一部や地方の役人なども好奇心から食べるようになったそうです。

さらに詳しい内容は、ポッドキャストをお聴きください。

参考資料

ねこまんま – Wikipedia
https://blooming-days.njs.xyz/nu8a

日本人なら知っておきたい鰹節の歴史!始まりから現在への変遷の全て
https://washoku-no-umami.jp/bonito-history

お味噌汁と鰹節、あなたはどっち派?ねこまんまのお話-その2-

今日は昨日2/22が猫の日だったという事で「ねこまんま」について取り上げています。
一般的に、東日本では「ごはんに鰹節」、西日本では「ごはんにみそ汁」の事をねこまんまと呼んでいると言うことで、ここからは「ごはんにみそ汁」をかけるタイプのねこまんまについてお話続けます。


ねこまんま「汁かけ飯」のお話

この「ご飯にお味噌汁をかける」タイプのねこまんまですが、汁かけ飯やぶっかけ御飯、犬飯などとも呼ばれています。

今は、お行儀が悪いとわれる汁かけご飯ですが、室町時代以降からガスや電気が普及する以前までは一般的な食べ方で、普段の食事から軽食、あるいはデザート的な食事として、日常のみならず儀式的な食事においても饗されたそうです。

これは、炊飯した後のご飯を保温・再加熱することが難しかった昔は、また強飯が中心だったので、ご飯が固くなりがちで、そのため柔らかくして食べるために、ご飯に湯や水、出汁などをかけて食べていたそうです。

さらに詳しい内容は、ポッドキャストをお聴きください。

お味噌汁と鰹節、あなたはどっち派?ねこまんまのお話-その3-

今日は昨日2/22が猫の日だったという事で「ねこまんま」についてお話しておりますが、先ほど、「鰹節をかけご飯」や「お味噌汁をかけたご飯」のことをねこまんまと呼んでいるけれども、そもそも猫はそんなものを食べていたのか、鰹節は高級品ではなかったのかという小出さんからの疑問の声が上がりまして、引続き調べてみました。


猫はいつ頃日本にやってきたのか?

猫が日本にやってきたのは、6世紀ごろ、海を渡って大事な経文を運ぶにあたり、ネズミの害から守るために猫を船に乗せたのが始まりと言われています。
鎌倉時代には仏教寺院で猫が飼われていたという記述も残されていまして、この頃は、お経をネズミがかじらないようにお寺で飼われていたようです。

その後、源氏物語にも猫が登場するシーンがあることから、平安中期には唐猫(からねこ)、つまり中国からの輸入猫が貴族社会で飼われていたことが伺えます。
鎌倉後期になると、猫の存在はさらに広まって、藤原長清(ふじわら ながきよ)が記した私選和歌集(しせんわかしゅう)には「のらねこ」の表記があり、この頃から野良猫がいたようです。

当時、猫は非常に高価な存在で、首に縄をつけ、座敷の中で置物のようにして飼育されていました。
猫の生態を考えると、かなり過酷な飼育環境と言わざるを得ませんが、中には脱走するものもいたでしょうから、それが「のらねこ」になったのではないかと思われます。

猫の飼育方法が変化していった?!

このような猫の飼育方法に変化が生まれたのが、1600年代の初頭。
洛中猫の綱を解き、放し飼いにすべき事という御触れが出されました。
それまでは、猫を盗んではならない、猫が他所から離れ来たるもの(のらねこのこと)でも勝手に手元に捕らえて置いてはならない、また猫を売買する者たちは売った者も買った者も厳しく処罰されるという町触れが出されていましたが、人口の急激な増加により、鼠が増え、ネズミのによる被害が爆発的に増えたという社会背景があったからと言われています。

当時、猫は超高級品で、「のらねこ」を捕まえては金持ちに売る者たちが横行していたようです。
この時代は安土桃山の南蛮文化が花開いた時代でもあり、当時、豪商や新興武家などが中心となって積極的に唐物を輸入していて、高価な唐猫も多く日本に入ってきました。

大切な猫が逃げ出さないように、奉公人に命じて見張らせた豪商たちもいたようで、猫のお世話を専門にする猫女中と呼ばれる女中さんもいたとか。

そんな超高級員だった猫ですから、裏長屋の比較的貧しかった庶民が飼っている訳ではなく、武家屋敷や大店など裕福なところで飼われていましたので、当然食べるものの違っていまして、ご飯に鰹節をかけたり、カツオのお出汁のきいたお味噌汁をかけたりしたものを食べていたそうです。

このような訳で、私達が最初に「貧乏長屋にすむ貧民が猫に鰹節をあげるわけがない」という考察は間違っていて、当時の猫たちが食べていた「ご飯に鰹節をかけたり、カツオのお出汁のきいたお味噌汁をかけたりしたもの」が、ねこまんまの由来ということで間違いなさそうです。

他、倉嶋とディレクター小出のお話は、ポッドキャストよりお聴きください。

参考資料

猫はどこからやってきた?波乱万丈の歴史、江戸時代の猫女中と猫ドア付きの家
https://www.bubble-b.com/?p=1920

郡山市民検定

このコーナーは、郡山を離れて30年経つ倉嶋さんが、きちんと郡山のことを覚えているいるかどうか確認するコーナーです。

生まれ育った地ですから知っていて当たり前の事なんですが、もし1問も正解することができなかった場合、郡山出身の西田敏行さんのモノマネをしていただきます。

3問全問正解を累計10回獲得した場合、心躍る素敵な商品をご進呈致します。


今回も…。

盛り沢山のお話となってしまい、構成上時間が足りないため、お休みとなります。
問題は出来ていたのですが…。

次回をお楽しみに…。

さて、本日は「お味噌汁と鰹節、あなたはどっち派?ねこまんまのお話」をテーマにお送りい知らなくても困らないけど知っているとちょっとうれしい海苔のお話たしました。

番組では、放送内容他、ポッドキャストのみ聴くことができる放送内容の予告、放送を振返る放送後記、そして、毎週月曜日に放送しているFMひがしくるめの放送内容など、ポッドキャスト配信をしています。

皆さんのお好きな時間に、お好きな楽しみ方を、ぜひお試しいただければと思います。

放送をお聞きいただいた皆様、メッセージをいただきました皆様、本日もありがとうございました。

番組では、特設サイトのメッセージボード、または、KOCOラジの メッセージフォームにて、皆様からのメッセージ、ご感想をお待ちしております。

次回も、「Blooming Days PLUS-日々是好日-」で、皆様とお耳にかかれることを楽しみにしております。