Blooming Days+, January’26|倉嶋桃子|79.1MHz KOCOラジ

Blooming Days - 日々是好日 -

Blooming Days+, January’26

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2021年1月26日(火)

みなさん、こんにちは。倉嶋桃子です。

大寒が過ぎてもなお寒い日が続いておりますが、数日前スーパーへ行ってお惣菜売場を眺めていると、タラの芽やふきのとうの天ぷらが並んでいました。
これらの山菜を見かけるようになると、暦より先に春が近づいている気がしてくるものです。

私が住んでいる地域には、タラの芽は自生しているものを見かけたことはないのですが、ふきのとうは、近くの「黒目川(くろめがわ)」という川の土手で2月〜3月くらいに見かけることがあります。
ふきのとうの採れる時期を調べてみると、関東や東日本では、2~3月頃、西日本では1月〜2月とのこと。

私が郡山に住んでいた子どもの頃は、雪が溶け出す時期に、日当たりがいい土手や田んぼの畦道、畑の端の方などでよく見かけていたのですが、平地・山間部以外では、近くに水気のある場所で多く見られる特徴があるとか。
また、いつもふきのとうを見かける場所へ行くと、前にあった場所あたりに見かけることも多いように思います。

ふきのとうは、花が咲くとタンポポの綿毛のように風に乗って種を飛ばすので、1つ見つければその周囲に群生していることが多いと祖母がよく話をしていました。
もし皆さんの地域でも見かけるような時期になりましたら、最初に見つけた場所周辺を探してみてくださいね。

食べ方として多いのは、ふきのとう味噌や天ぷら。
ふきのとうの香りと独特の苦味を味わうと、まさに「春の味」だと感じます。
ふきのとうの味の特徴はまさにこの苦味ですが、苦味が苦手な方は、蕾で、花が咲く前のものを採ったほうが、苦味が少なく食べられますのでお薦めです。

山での春山菜を採る時期はまだまだ先かと思いますが、春を感じられる食材がそろそろスーパーなどでも見かける時期になりましたので、お料理の食材に取り入れたり、周辺を散策するなど少しずつ春を探してみてはいかがでしょうか?

参考資料

フキノトウ/蕗の薹/ふきのとうの旬の時期や選び方と保存方法
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/fukinotou.htm

それでは、本日の放送内容です。

江戸時代の厄祓いと節分のお話

昨日のFMひがしくるめの放送では、「厄除け、厄祓い。厄を祓う本当の理由」をテーマに、「厄」「厄年」など厄に纏わる内容をお送りしました。
今回、番組でも紹介した大阪八尾市にある許麻神社のサイトに書いてあった「厄年の意義」を読んで、根拠なく決められている厄年ではあるけれども、自分の役目、役割や習慣を見つめ直すいい機会なんだと改めて考え直しました。


厄祓いについて

今は、厄祓いというと神社やお寺などでご祈祷をされる方が多いかと思いますが、江戸時代は、厄年の人が節分の夜に神社に参拝に行って厄を落とす程度で、それほど大掛かりなことはやっていなかったようです。
現在の節分同様、豆を撒いて厄を祓ったりもしていましたが、それ以外にも地方によってはいろんな厄の祓いかたがあるようです。

特に多かったのが、四ツ辻にものを捨てるというもの。
四つ辻というのは四つ角のことを言いますが、節分の夜に炒り豆を年の数だけ紙に包んだものや、餅、金銭、火吹竹、ふんどし、履物[などを、人知れず家に近い四つ辻の真ん中に捨てて、振り返らずに家まで戻り、厄を落とすという風習が各地にあり、現在でもその名残を見ることができます。

例えば、炒豆。
五来重(ごらいしげる)『宗教歳時記』にはこのように書かれています。

五来重『宗教歳時記』角川選書より

ここでは十九歳厄年の娘は、年より一つ多い二十粒の豆を白紙に包んで、体をなでてから、人に見られないように道の辻に捨ててくるということであった。
それで私は翌朝早く道の辻に出て見ると、なるほど煎豆の包が十個ばかり落ちている。その数はおそらく、そのあたりの十九歳の娘の数をしめしていたのではないかとおもう。
この民俗は、節分の豆が、鬼を追うためのものでなくて、厄を豆にうつして外に捨てるものだったことをしめしている。十九歳の厄年の厄は、白紙に包んだ豆にうつされ、厄や穢れの捨場である道の辻に捨てられたのである。
しかも年の数より一つ多い豆というのは、厄年には年を二つ取って厄年を通り越すという考え方をあらわすものとおもう。私は十九歳の厄年ではなくて、二十歳になったことにしよう、ということである。

これは、京都が起源ではないかと言われていますが、全国各地に同様の風習が残っています。
また、炒り豆と一緒にお金を捨てる地域も各地にあるようです。
兵庫県の湯村温泉のあたりでは、節分の深夜に、「鬼のこづかい」という儀式があり、家族それぞれに年の数だけ豆をとり、半紙に包み体の悪い所を中心にさすり、1年間の厄を移したあと、「鬼のこずかい」として5円か10円を中に入れ、家から一番近い四つ辻に子供が捨てに行くというものがあります。

鬼は子供の姿が見えず、ただ音だけで子供がいるのを見つけると言われていて、おこづかいは無事に戻ってくるお礼と鬼の興味を惹くために入れているとのこと。
絶対に誰にも会わない事、絶対に声を出さない事、絶対に走らない事、絶対に後ろを振り向かない事という決まりごとがあるそうです。

参考資料

鬼のこづかい-四つ辻の箱の謎
https://ameblo.jp/amebanokakera/entry-12553073134.html

この他にも、静岡県のあたりでは、なたもちを四つ辻に捨て、子供に拾わせるという風習が残っています。
こちらも決まりごとはほぼ一緒で、誰にも見つからないように捨てる事が重要だとか。

調べを進めていくと、俳人正岡子規の『墨汁一滴』にたどり着きました。
この中で、正岡子規は節分の様子を「この夜には四辻にきたない褌、炮烙、火吹き竹などを捨てる。褌(女性は腰巻き)は身に付いた厄、炮烙は頭痛平癒(へいゆ)、火吹き竹はおこりの予防」の意味があったと書いています。

この褌を捨てるという風習は、博多にもあるようです。

博多では、男の厄落としは四十一歳の厄入りの年に、大勢の友達にかこまれ賑々しく行われます。大安吉日を選び、厄落としの本人は「赤ふんどし」を締め、友人と一緒に氏神様へ行き厄除け祈願をしてもらい、その後一泊旅行に出かけ、ドンチャン騒ぎ。
その間に、くだんの赤ふんどしを、誰にも知られないように、どこかにコッソリと落としてこなければなりません。これが「厄落とし」なのですが、友達に邪魔されて苦心惨憺。なんとも笑える、博多らしい陽気な厄落としです。

参考資料

厄落とし|萬盛堂歳時記
https://www.ishimura.co.jp/saijiki/21_30/vol_30.html

正岡子規の出身地、愛媛県周辺では、このように炒り豆、お金以外のものを捨てる風習があるようです。

参考資料

研究ノート:厄年の民族-愛媛県の事例
https://www.i-rekihaku.jp/research/kenkyu/detail/08-3.pdf

愛媛の伝承文化-厄落としと褌
http://bit.ly/3pmioDT

現在でも、愛媛県では、人知れず四つ辻に履物や豆を捨てる風習は残っています。

参考資料

道路に次々と靴が出現!南予は愛南町に節分のオモシロ行事を確かめに行ってみた! | 四国トコトコ
https://4toco.com/ipponmatsusetsubun/

どうして愛媛県だけこのような変わった風習が今でも残っているのか不思議です。

郡山市民検定

このコーナーは、郡山を離れて30年経つ倉嶋さんが、きちんと郡山のことを覚えているいるかどうか確認するコーナーです。

生まれ育った地ですから知っていて当たり前の事なんですが、もし1問も正解することができなかった場合、郡山出身の西田敏行さんのモノマネをしていただきます。

3問全問正解を累計10回獲得した場合、心躍る素敵な商品をご進呈致します。


今回のテーマ

今回は、「郡山三穂田温泉」がテーマです。

郡山三穂田温泉は、1988(昭和63)年に創業した福島県郡山市三穂田町にある一軒家の宿です。
地下800mからわき出る自家源泉100%のかけ流しのお湯で、神経痛・関節痛・運動麻痺・慢性消化器病・痔疾に効能があると言われています。

■第1問

この地下800メートルからくみ上げる源泉の温度は次のうちどれでしょうか?

1. 53度
2. 63度
3. 73度

■第2問

安らぎの宿郡山三穂田温泉では、ロゴ入りタオルを数量限定で販売しています。
さて、その数量限定のロゴ入りタオル1枚おいくらでしょうか?

1. 100円
2. 200円
3. 300円

■第3問

郡山三穂田温泉からほど近い場所にはキノコのような形をした巨大な石群「きのこ岩」があります。
その美しい景観は日本三景の松島に似ていることから「陸の松島」とも呼ばれています。
このきのこ岩のある場所は次のうちどれでしょうか?

1. 大槻公園
2. 逢瀬公園
3. 浄土松公園

■第4問(おまけ)

安らぎの宿郡山三穂田温泉の売店コーナーでは、ふるさと味イナゴの甘露煮が売られています。
このイナゴの甘露煮1パックのお値段はおいくらでしょうか?

1. 540円
2. 640円
3. 740円

以上、すべての問題の解答は、番組の中で。

さて、本日は「江戸時代の厄祓いと節分のお話」をテーマにお送りいたしました。

番組では、放送内容他、ポッドキャストのみ聴くことができる放送内容の予告、放送を振返る放送後記、そして、毎週月曜日に放送しているFMひがしくるめの放送内容など、ポッドキャスト配信をしています。

皆さんのお好きな時間に、お好きな楽しみ方を、ぜひお試しいただければと思います。

YouTubeでご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。

放送をお聞きいただいた皆様、メッセージをいただきました皆様、本日もありがとうございました。

番組では、特設サイトのメッセージボード、または、KOCOラジの メッセージフォームにて、皆様からのメッセージ、ご感想をお待ちしております。

次回も、「Blooming Days PLUS-日々是好日-」で、皆様とお耳にかかれることを楽しみにしております。