Blooming Days,January’05|倉嶋桃子|79.1MHz KOCOラジ

Blooming Days - 日々是好日 -

Blooming Days+, January’05

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2021年1月5日(火)

みなさん、こんにちは。倉嶋桃子です。

新しい年が始まり、いよいよ今週から通常通りのスケジュールへ戻るという方が多いように思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

我が家では、実は終業式を終えた息子が、年末に気が緩んだのか、お腹の調子が悪くなり、おかゆを作った日がありました。

私も以前は、年末になると、一年の疲れが急に出るのか、寝込んでしまってお正月を過ごしたりした年もありましたので、少し心配しましたが、一日で復活できたのでよかったです。

もうすぐやってくる1月7日は「七草粥」の日。

七草粥は、「人日(じんじつ)の節句=1月7日」に、早春に無病息災を願って食べられる料理であり、滋養強壮の他、正月明けにお酒や食べ物で疲れた胃を整えてくれる役割もあります。

元々は、中国で行われていた七種菜羹(ななしゅさいのかん)と呼ばれる、7種類の野菜や植物を使った吸い物を食べる行事が変化したものと言われています。

七草粥に使われる七草は、日本の早春のハーブとも言われ、冬場に不足するビタミンや鉄分、食物繊維などを補ってくれるすぐれた食材でもありますので、しっかりとこの七草粥を味わって、徐々にいつもの生活リズムに戻せるようにしていきましょう。

それでは、本日の放送内容です。

知らなくても困らない「カレーライス」と「ライスカレー」の「カレー丼」の違い

昨日のFMひがしくるめの放送では、お正月になると「おせちもいいけどカレーもね」というククレカレーのCMを頻繁に見るということで、レトルトカレーのあれこれをお話いたしました。

我が家では、「三が日はおせち料理とお餅三昧」というのが毎年の慣習なので、家族からも「カレーが食べたい」といった要望もないのですが、私の周りでは、早々にお節料理に飽きてしまい、カレーやラーメンを食べてらっしゃる方も多いようです。

私はまだ今年に入ってからラーメンやカレーを食べてはいないのですが、皆さんは、すでに召し上がってたりしますでしょうか?


カレーライスとライスカレーの違い

ところでこのカレー、カレーライスのほかにライスカレーという呼び名もありますが、カレーライスとライスカレー何が違うかご存知ですか?

食品メーカーのエスビーさんによると、カレーとご飯が別のお皿で出てきたものを「カレーライス」、ご飯のうえにカレーのルーがかかったものを「ライスカレー」と呼ぶそうです。
ただ、現在では、ご飯のうえにカレーのルーがかかったものも「カレーライス」と呼んでいて、カレーライスもライスカレーも同じ料理を意味する言葉になっていて、どちらが正しいという事はないようです。

かつてカレーライスは高級品だった!?

そもそも、このカレーですが、明治・大正時代は、とても高級な料理だったそうで、そこまで一般的な食べ物ではなかったようです。

昭和に入って、町の食堂でカレーがメニューにのるようになりますが、東京・新宿「中村屋」さんの高級カレー「純印度式カリー」は、当時の町の食堂で食べるカレーが10〜12銭だったのに対して、80銭というかなり高級な食べ物だった為、お店で食べる高級なカレーと区別され、現在私達が食べているようなお皿に乗ったご飯に、カレーをかけたものはライスカレーという呼び名が一般的だったようです。

『日本人と食べもの』という書籍の中で、著者の田村真八郎(たむら しんぱちろう)さんはこのように書いております。

ライスカレーの時代にもカレーライスはあった。ライスカレーは大衆品で、皿の上のご飯にカレーがかけてあるもの、カレーライスは高級品で、カレーの方が、別の金属製の容器にいれられてウヤウヤしく運ばれて来るもの、というのが一般的な理解だった。そして大衆品のライスカレーはソースをかけて食べるもの、高級品のカレーライスの方はソースをかけて食べてはいけないものとなっていたように思う。

つまり、カレーライスは「御飯とは別の容器にカレーが入って出てくるややハイカラなイメージのするもの」、ライスカレーは「御飯の上にカレーがかけてあり、それこそソースやしょう油をふって食べる大衆的な雰囲気のもの」ということのようです。

カレーが国民食として定着した事が要因

では、ライスカレーからカレーライスにいつごろ呼び名が変わったのか。

これは1950年代半ばから始まった高度経済成長で固形ルーが登場し、簡便性のある即席カレー、おいしさを求めた高級カレーなどの多様化で、カレーが国民食として定着したことが要因だと言われています。

〝今までお店でしか食べられなかった高級なカレーが自宅で食べられます”といったCMがテレビやラジオで頻繁に流れるようになり、それに伴って「カレーライス」という言葉が浸透していったようです。

また、昭和のはじめに登場した「カレーパン」が普及していった事も大きかったらしく、「カレーパン」に対比した「カレーライス」という言葉の方が日本語としてはしっくりきたのかもしれません。

今ではライスカレーという呼び名を使う人をあまり見なくなりましたが、もう数十年するとこの言葉も死語になってしまうのかもしれませんね。

この後、後半では、お蕎麦屋さんなどで見かける「カレー丼」と「カレーライス」の違いについてお話したいと思います。

「カレー丼」と「カレーライス」の違いについて

前半では、カレーライスとライスカレーの違いについてお話しました。

もうひとつ違いのわからない言葉として、お蕎麦屋さんにある「カレーライス」「カレー丼」というものがあります。

皆さんは、この違いについてはご存知ですか?


カレーライスとカレー丼の違い

このお蕎麦屋さんにある「カレーライス」「カレー丼」の違いなんですが、カレーライスとは、私が普段食べている肉やジャガイモ、人参などを炒め、そこにカレー粉を加えた“ルー”をご飯の上にかけたものを指します。

一方、カレー丼は、“和風出汁”で伸ばしたルーをご飯の上にかけたもの、わかりやすく言うとカレー南蛮の濃いめのスープをご飯にかけたものになります。

そもそもカレー南蛮ってなに?

ここでカレー南蛮のお話が出てきましたが、このカレー南蛮、どういうものをカレー南蛮というのでしょうか?

これはネギを特集した回でもお話しましたが、カレー南蛮の南蛮とは長ネギの事、そしてお肉は鶏肉をつかったものをカレー南蛮と呼んでいます。

もともと鴨南蛮がベースになっているので、カレー丼の材料も玉ねぎではなく長ネギになったと考えられていますが、明治時代のライスカレーもネギが使われていたので、その流れで長ネギと鶏肉になったのだろうといわれています。

また、カレーライスについては大正時代以降は玉ねぎと豚肉に変わっていきましたが、「南蛮」についてははそのまま長ネギと鶏肉というのが残っているようです。

この玉ねぎと長ネギのお話で補足ですが、現在カレーの具として普及しているジャガイモ・ニンジン・タマネギは、明治のはじめにはまだ珍しい「西洋野菜」であったため、明治時代のライスカレーには一般的には使われていませんでした。

その後、開拓地の北海道を中心に徐々に生産が広がり、大正時代には、国産の安価なカレー粉が登場したこととあいまって、現在の日本のカレーライスの原型が完成したと考えられています。

カレー南蛮の始まり

さて、話を戻しまして、このカレー南蛮なんですが、明治三十年頃、東京市四谷区で食堂と業務用食品卸売り問屋を数店舗営んでいた田中屋(屋号)杉本商店が、当時の四谷杉大門(よつや すぎだいもん)通りにあった日本蕎麦店で、西洋風味のカレーと日本人好みの鴨南蛮そばを合わせて売り出したのが、カレー南蛮の始まりと伝えられています。

ただ、このカレー南蛮、和服姿が主流で洋食店もまだ庶民的でない頃の話ですので、和風の味とはいえ、「香りが強くて店の雰囲気を壊す」等の理由で簡単に受け入れてはもらえなかったそうです。

また、この杉本商店は、お蕎麦屋さんと業務用食品卸売り問屋を一緒にやっていて、自分のお店で出す以外にお蕎麦屋さん向けにカレー粉を卸しており、実際に使ったお店では「食器に色が残る」「衣服に付くと染みがおちない」など、長い歴史と出汁の香りを重んじる日本そば店での評判はあまり良くなく、老舗の蕎麦屋さんで扱って頂けるのは数件しかなかったというエピソードがあります。

戦後、カレー南蛮は大きく普及

その後時代が進み、昭和の初期には、庶民の生活や食文化も大きく変わり始め、お店ごとに独自のルーを作りはじめたことも重なり、蕎麦屋さんのメニューにもカレー南蛮が定着してきます。

戦後、街の近代化が進み自転車とリヤカーの配達から、オートバイや自動車での御用聞きに変わることで、今までより短い時間で広範囲を回れるようになり、日本そば屋さんの開店にあわせてカレー南蛮は大きく普及していったそうです。

今となっては、当たり前に美味しく食べられるようになったお蕎麦屋さんのカレーライスやカレー南蛮やカレー丼。

さまざまなお店の方たちの創意工夫と、美味しいお料理を皆さんへ届けたいという材料の研究・開発によって作られてきたのだということがわかると、味わいも変わってくるものです。

ぜひ、皆さんのお近くのお蕎麦屋さんでカレーのメニューを見かけましたら、ぜひ食べ比べてみてくださいね。

参考資料

カレー南蛮の歴史-杉本商店
https://tinyurl.com/yyy66a75

カレーライスとライスカレーとカレー丼の違い|生活情報サイト
https://www.x-memory.jp/chigai/chig001.html

カレーライスとライスカレー、どう違う?|NIKKEI STYLE
https://style.nikkei.com/article/DGXBZO38472760R00C12A2000000/?page=3

郡山市民検定

このコーナーは、郡山を離れて30年経つ倉嶋さんが、きちんと郡山のことを覚えているいるかどうか確認するコーナーです。

生まれ育った地ですから知っていて当たり前の事なんですが、もし1問も正解することができなかった場合、郡山出身の西田敏行さんのモノマネをしていただきます。

3問全問正解を累計10回獲得した場合、心躍る素敵な商品をご進呈致します。


今回のテーマ

今回は、現在の福島県立安積黎明高等学校である「福島県立安積女子高等学校」がテーマです。

■第1問

安積女子高等学校は、かつて福島県郡山市にあった県立女子高校のこと。
2001年に共学化され福島県立安積黎明高等学校となり、現在に至ります。
校訓は「恕(じょ)」。
許すとかおもいやるという意味です。

さて、この安積女子高等学校時代の校歌は「花かつみ」というタイトルでした。
歌詞に「名もかぐわしき安積野や、伝えゆかしき花かつみ」という一節がありますが、この花かつみ、万葉集に登場する大変優美な花とされていました。

「をみなへし 佐紀沢(さきさは)に生(お)ふる花かつみ かつても知らぬ恋もするかも」

現代語にすると「女郎花咲き…佐紀沢に生える花かつみ、かつて経験したこともない恋をするものですね。」という意味になります。

この歌は、中臣女郎(なかとみのいらつめ)が、とある人に贈った五首の恋歌の一首と言われています。さて、中臣女郎(なかとみのいらつめ)は一体誰に対してこの歌を贈ったのでしょうか?

1.大伴宿禰家持(おおとものやかもち)
2.柿本人麻呂
3.小梅太夫

■第2問

安積女子高等学校の卒業生には、倉嶋桃子さんを始め大変才能あふれる方が数多くいらっしゃいます。このご卒業生の中には、1988年にデビューした漫画家、イラストレーターのおおや 和美(おおや かずみ、1966年3月20日)さんがいらっしゃいます。

このおおや和美さん、ご実家は、郡山で知らない人はいないという老舗がご実家です。さて、漫画家、イラストレーターのおおや和美さんのご実家は次のうちどれでしょうか?

1.よしだや
2.大友パン
3.ドン・モナミ

■第3問

安積女子高等学校時代からコーラス部は、全国屈指の強豪校として知られています。

全日本合唱コンクール全国大会には1955年に初出場、そして1980年から2014年まで35年連続金賞受賞という未曾有の記録を樹立し、その中でも全国一位相当となる文部科学大臣賞(旧:文部大臣奨励賞、文部科学大臣奨励賞)を通算で24回受賞しています。

さて、今から27年前、この安積女子校コーラス部は、テレビ番組でとある芸能人と共演したことがあります。その芸能人とは次のうちどれでしょうか?

1.SMAP
2.マイケル・ジャクソン
3.とんねるず

以上、すべての問題の解答は、番組の中で。

さて、本日は「知らなくても困らない「カレーライスとライスカレーとカレー丼」の違い 」をテーマにお送りいたしました。

番組では、放送内容他、ポッドキャストのみ聴くことができる放送内容の予告、放送を振返る放送後記、そして、毎週月曜日に放送しているFMひがしくるめの放送内容など、ポッドキャスト配信をしています。

皆さんのお好きな時間に、お好きな楽しみ方を、ぜひお試しいただければと思います。

放送をお聞きいただいた皆様、メッセージをいただきました皆様、本日もありがとうございました。

番組では、特設サイトのメッセージボード、または、KOCOラジの メッセージフォームにて、皆様からのメッセージ、ご感想をお待ちしております。

次回も、「Blooming Days PLUS-日々是好日-」で、皆様とお耳にかかれることを楽しみにしております。