Blooming Days,January’04|倉嶋桃子|85.4MHz FMひがしくるめ

Blooming Days - 日々是好日 -

Blooming Days,January’04

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みなさん、こんにちは。倉嶋桃子です。

お正月三ヶ日が過ぎ、いよいよお仕事などもスタートしている頃でしょうか?
また、今年は、蜜を避けて分散しての初詣を済ませ、2021年の願い事もされたという方も多いことでしょう。

願い事といえば、神社で見かける「絵馬」を書いて納めたという経験が何度かあります。

ですが、これまでなぜ神社で絵馬に願い事を書いて納めるのかという意味を考えたことがありませんでした。

調べてみると、昔、神様は馬に乗って人間の住む俗世界に降りてくると言われていた為、祈願の際に馬を奉納していたという話がありました。
また、祈願の際の馬は、神聖な馬なので「神馬」(しんめ、じんめ、かみうま)といい、神社に「神馬舎((じんめしゃ、しんめしゃ)」がみられるのは、その名残だそうです。

ただし、生きている馬を奉納するのは非常に大変なことなので、木、紙、土などで作った馬で代用するようになり、やがて馬を絵に描いた「絵馬」が主流になっていきました。

こうして、社寺に奉納する木の板を「絵馬」と呼ぶようになりましたが、社寺によっては馬ではなく、その社寺ゆかりの動物や縁起物が描かれている場合もあります。
また、家のような形をした絵馬が多いのは、昔は絵馬の板に「神馬舎」を表す屋根をつけていた名残だといわれています。

では、この絵馬、いつ奉納するものなのでしょうか?

調べてみると、祈願するときや、願いが叶った際の御礼をするときに奉納するものなので、初詣に限らず、いつ奉納しても構わないということでした。

また、願い事の書き方については、もともと絵馬の奉納は人知れず行うもので、神様は祈願する者のことはお見通しだとされたため、「子年男」「丑年女」などと書く程度で、名前や願い事も書かなかったそうです。

その後、祈願する者の心意を正すために、願い事や住所氏名を書く絵馬が増えていき、記載欄がある場合にはそれに従いますが、記載欄がなくどうしようか迷ったら、その社寺で聞いてみるのがいいかもしれません。

願い事を書いたり、思い浮かべることで、気持ちも新たに出発できるかと思います。
それぞれの思い描く明るい未来へ向かって、頑張っていきましょう!

それでは、本日の放送内容です。

「Food」in bloom~Vol.1~

今日の「Food」in bloomでは、「知っていても自慢はできない「レトルトカレー」のあれこれ」をテーマにお送りします。


レトルトカレーとは

レトルトカレーはレトルト食品のひとつで、カレーをレトルトパウチに封入したもののこと。
レトルトとは、もともと蒸留釜という化学用語で、レトルト殺菌に使用される袋をレトルトパウチ、殺菌された食品をレトルト食品と呼んでいます。

缶詰の殺菌方法としては古くから利用されていましたが、袋による本格的な商業利用は1969年発売の大塚食品のボンカレーが第1号です。
殺菌温度120℃、殺菌時間30-60分が最も一般的です。

レトルカレーの歴史

レトルト食品の歴史は、1950年代に米国陸軍が缶詰にかわる軍用携帯食として開発したのが始まりです。

缶詰の重さや空き缶処理の問題を改善することが狙いだったと言われています。
その後、アポロ計画で宇宙食に採用されたことで多くの食品メーカーに注目されました。

日本では1968年、大塚食品工業(現、大塚食品)より世界初の一般向けレトルトとしてボンカレーが発売されました。
一説によると、開発のきっかけは、会社にあった不良在庫のカレー粉をなくすためだったとか。
関連会社の大塚製薬が持っていた点滴液の加圧加熱の殺菌技術を応用することで、他社に先駆けて開発に成功したといわれています。

ちなみに、ボンカレーの「ボン」は、フランス語の「よい、うまい」を意味するbonから来ています。

ボンカレー発売当時の宣伝は「3分温めるだけですぐ食べられる」という内容のものでした。
宣伝からもわかるように、保存性よりも簡便性を前面に打ち出しており、はじめはなかなか消費者に受け入れられなかったものの、しだいに浸透し、1973年に放送されたテレビコマーシャルの「3分間待つのだぞ」という笑福亭仁鶴さんによるセリフは流行語にもなりました。

ボンカレーの発売から3年後の1971年、『調理しない』という意味のクックレスをネーミングにしたハウス食品の「ハウスククレカレー」が発売されました。
品質と鮮度にこだわったククレカレーは当初苦戦しましたが、販売戦略を大きく転換し思い切ったイメージチェンジを実施。

1976年以降、年末年始に流された買い置き訴求の「おせちもいいけどカレーもね!」というキャンディーズのCMが話題となり、レトルトカレー市場の拡大に貢献しました。

レトルトカレーの魅力

その後、他社もつぎつぎにレトルトカレー市場に参入し、1985年にエスビー食品から発売された幼児向けの甘口カレー『カレーの王子さま』のレトルト版、1986年に江崎グリコから発売された「激辛好きの大人」をターゲットにした『LEE』の成功によって、味の進化と共にレトルトカレーの多様化が大きく進みました。

また、1999年に発売された横須賀市の「よこすか海軍カレー」や呉市の「呉カレー」をきっかけに、日本全国にご当地カレーのブームが到来し、レトルトカレーの種類は、今や2,000を超える種類となりました。

変わったところでは、ハウス食品から発売されている宇宙向けのカレー「スペースカレー」

「宇宙にカレーを持っていきたいから」というJAXAからの相談で開発されたもので、味を感じにくくなる宇宙向けに味は濃い目、そして宇宙で不足する骨のカルシウムを補填(ほてん)するためカルシウムがたっぷり入ったカレーです。

また、宮崎県都城市では「日本一の高級カレーをつくろうプロジェクト」のもと開発された「宮崎牛高級レトルトカレー 都城華礼(みやこのじょうカレー)」がふるさと納税返礼品として追加されましたが、驚くのはそのお値段、ふるさと納税価格で1食1万5000円(税込)です。

地元特産品である宮崎牛のモモ肉をたっぷり180グラム使用。隠し味にマンゴーを加えてあり、グルテンフリー。

さらに、別添えの小袋で金箔付き。贈り物にふさわしいよう、専用の木箱に入って届くそうです。

そんなレトルトカレーですが、かつては「ひとりの時に食べるもの」「自分のために食べるもの」だったものが、最近では「家族に出しても良いもの」というように意識が変わってきているようです。

一般的な家庭では、家族でカレーを食べる場合、誰かの好みに合わせたカレーが1種類だけ作られていましたが、レトルカレーの多様化によって、家族それぞれが食べたい味のカレーを食べることが出来るようになりました。

ここで、1曲お送りした後、「レトルトカレーをより美味しく食べるためのアレンジレシピ」をご紹介致します。

「Food」in bloom~Vol.2~

普通に温めてご飯にかけて食べても十分に美味しいレトルトカレーですが、ちょっとした工夫でより美味しく食べることが出来ます。
ここからは、レトルトカレーをより美味しく食べるためのコツをご紹介致します。


レトルトカレーをより美味しく食べるための隠し味や、アレンジレシピについて

まずは1つ目。
温めたカレーをよく振ること。
レトルトカレーは、冷めている状態では脂がルーと分離しています。
温めて開封する前に袋ごとよく振って水分と油脂分をよく混ぜて下さい。
脂がルーに溶け込んで一体化し、味がグッと良くなります。

2つ目。
レンジで温めた野菜を加える。
市販されている大概のレトルトカレーには野菜が入っていますが、具が小さかったり、煮込まれすぎていて食感が柔らかすぎる事が多いようです。
そこで、レトルトカレーには入っていない野菜を足してみましょう。
おすすめはピーマン、パプリカ、ナス、レンコンなど。
気持ち大きめにカットした野菜をレンジであたためてトッピングします。
火を入れ過ぎず、食感が少し残るくらいがベストです。
口の中に入れた時、食感の違う具があると食べた時の美味しさが違います。

3つ目。
辛味を調整する。
たとえば、小さいお子さんや辛めのカレーが苦手な方など、そのままの状態よりもカレーの味を甘くしたい場合、牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品や、はちみつ、ポタージュスープの素等を足すと味がまろやかになります。
また、より辛くしたい場合、鷹の爪、豆板醤、キムチ、マスタードなど加えてみて下さい。カレー粉などを加えるよりも、レトルトカレーには入っていない異なる辛味を加えると、より複雑な味わいになります。

4つ目。
旨味を加える。
レトルトカレーは、煮込んでから密閉されているのでスパイスの風味が飛んでしまっている場合があります。
ガラムマサラなどの香辛料をさっと振りかけるだけでグッとスパイシーなお味になります。
分量はお好みですが、1皿あたり小さじ3/4くらいまでが適量でしょう。

5つ目。
2つめの辛さとして黒胡椒を追加する。
1種類ではなく2種類辛味を加えることで、より複雑な辛みになって、レトルトカレーとは思えない味わいになります。
こちらも分量はお好みで。

最後にご飯にカレーをかけた後、野菜を盛り付けます。
大きめの野菜がたっぷり乗ったカレーはとてもレトルトとは思えません。
「これがレトルト?」と驚くことうけあいです。

さて、上記6つのポイントに気をつけるだけで十二分においしくなりましたが、レトルトカレーを調味料として使ってみると、さらに美味しくレトルトカレーをいただけます。

ここで、今日は 一条もんこさんの著書「あなたの知らないレトルトカレーのアレンジレシピ」から気になるレシピをご紹介致します。

まずは、バターチキン風カレー。
フライパンにレトルトカレー、トマトケチャップ、はちみつを入れて混ぜ合わせ、沸騰させて1分ほど加熱。
お皿に盛ったらコーヒーフレッシュを回しかけて出来上がりです。
バターを使わず「ビーフのレトルトカレー」でもチキンカレーの味を楽しめるそうです。不思議ですね。

次にご紹介するのが、甘辛く煮込まれたサンマの缶詰を使った「サンマのとろける卵とじカレー」。
フライパンにカレーとサンマを汁ごとあわせて熱し、沸騰させて1分ほど加熱。
溶き卵を流し入れ、半熟になったら火を止めてご飯にのせます。
和風カレーのような懐かしい味になるそうです。

最後ご紹介するのは、味噌ラーメンと牛乳、キムチを合わせた「クリーミー味噌キムチカレーラーメン」。
深めのフライパンに水、牛乳、ラーメン付属のスープの素、キムチを入れ、沸騰したら麺を加えて2分煮ます。
最後にカレーを加え、沸騰後さらに2分加熱して出来上がりです。
長ネギを散らしたり、最後に粉チーズをまぶすとより美味しくなるそうです。

写真を見るとどれも美味しそうです。
詳しいレシピについては、番組特設サイトに掲載しますので、ぜひお試し下さい。

「Food」in bloom~Vol.3~

今日の放送は、「知っていても自慢はできない「レトルトカレー」のあれこれ」をテーマに、レトルトカレーが生まれた経緯やレトルトカレーならではの魅力、そしてより美味しく食べるためのちょっとした工夫についてご紹介しました。ここからは、「本格的なカレーを手軽に楽しめる」名店系レトルトカレーのご紹介をいたします。


変わってきた「我が家のカレー」

カレーといえば子供からお年寄りまでどの世代にも人気のメニュー。
家庭で食べるカレーは、具材や味付けが各家庭で異なり、「我が家のカレー」にこだわりを持つ人も多いのではないでしょうか。
そんな「我が家のカレー」ですが、その行動が変わりつつあります。

数年前に購入額がカレールウを上回ったレトルトカレー市場、購入率が高く、購入者あたりの購入額も大きい単身世帯の増加が、レトルト市場好調のひとつの要因と言われていますが、ハウス食品から発売された具の入っていない4個入りパックのレトルトカレーの登場が大きく貢献したと言われています。

大きな具材が入っておらずアレンジしやすいこともあり、もともとレトルトを買っていなかった主婦が買うなど、新たなユーザーの獲得に成功していたことがインテージ全国消費者パネル調査のデータからも確認されています。

この商品に限らず、最近は無印良品のカレーのヒットやご当地カレーの拡がりもあり、レトルトカレーに対して「本格的なカレーを手軽に楽しめる」というイメージが高まってきています。
もともとレトルトカレーは好きな時にひとり分ずつ、短時間で作ることができる、個食ニーズと時短ニーズを満たすものでしたが、「本格的でおいしい」というイメージが加わってきたこと、ヘルシー志向、エスニックなど品揃えが多様化したことも好調の要因と考えられています。

今日は、カレー好きのディレクター小出が厳選した名店系レトルトカレーをご紹介致します。

まずご紹介するのは、中村屋 インドカリー ビーフスパイシー
1927年の創業以来、純印度式カリーを作り続ける老舗レストランの中村屋さんのレトルトカレーです。
具材には真空調理で旨味を閉じ込めた牛肉を使い、カレールウは飴色に炒めた玉ねぎに果実の甘味を加えてスパイスを3段階で加える3段仕込み製法で仕上げられています。
スパイスの芳醇な香りが食欲をそそり、大きめの具材の食感は、甘味のある日本米との相性は抜群です。

次にご紹介するのは、銀座インドレストラン ナイルさんのチキンカレー
日本最古といわれるインド料理店「ナイルレストラン」。
1949年にオープンしたこちらのお店の人気メニュー「ムルギーランチ」をレトルト化した商品です。
別添の小袋にスパイスが入っており、食べる直前にふることで、鶏肉の旨味とカレールーのスパイス感が絶妙なバランスが味わえます。

続けてご紹介するのが、神田カレーグランプリ 欧風カレーボンディ チーズカレー お店の中辛。
1978年にオープンした東京・神保町の「ボンディ」が監修した「神田カレーグランプリ」での優勝を記念して発売されたレトルトカレーです。
欧風カレー発祥のお店というだけあって、まろやかさとコクがあり甘さを感じさせる中に辛さが現れる複雑な味わいの欧風カレーソースは絶品です。
ビーフの旨みとバターのコクが溶け込んだ奥深いソースに、濃厚なチーズを加えたごはんの進む美味しいカレーです。

そして最後にご紹介するのが、デリー カシミールカレー 極辛
1955年に創業した本格インドカレーの老舗の看板メニュー。
黒い色と刺激的な辛さ、シャバシャバな食感が特長です。
初めて食べたときは『辛くて食べられない』と思う方が多いですが、不思議とまた食べたくなる中毒性のあるカレーです。
カレーの辛味と米の甘味が絡み合うことで、奥行きのある味わいが楽しめます。
具ははいっていませんので、お好みの具材を加えてオリジナルな「カシミール」を楽しんでみて下さい。

まとめ

2000種類以上あると言われているレトルトカレー。
お好みのカレーを探しながら、歴史を知って、ひと手間加えて、より美味しく楽しく、ご家庭でレトルトカレーを楽しんでみてください。
美味しく食べる裏技、知る人ぞ知る美味しいレトルトカレーがあったらぜひ教えて下さいね。

参考資料

イギリス式カレー 誕生と衰退 | スパイシー丸山「カレーなる365日」
https://ameblo.jp/maruyamashu/entry-12276706394.html

カレーの日本史 昭和戦後 | 世界に広がるカレー | カレーハウス | ハウス食品
https://housefoods.jp/data/curryhouse/know/world/j_history04.html

昭和2年にインド人が提案した新宿中村屋の「純印度式カリー」をカレーおじさんに歴史を聞きながら食す – メシ通 | ホットペッパーグルメ
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/mamoru-onoda/2019-00202

メッセージをお寄せいただいた皆さん、ラジオをお聴き頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

番組では、ポッドキャストによる配信をおこなっています。1/4分については、放送終了後に更新いたします。

また、番組では皆様からのメッセージをお待ちしております。「試してみたよ」「作ってみたよ」といった番組で取り上げた内容のご感想、みなさんが感じる幸せのひとときなど、ぜひお聞かせくださいませ。

なお、番組の構成上、時間の都合でリクエスト曲にはお応えできない可能性がございます。ご容赦くださいませ。

それでは、また来週、月曜日15:00にお耳にかかりましょう。

お相手は、倉嶋桃子でした。