Blooming Days - 日々是好日 -

Blooming Days, November’02

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2020年11月2日(月)

みなさん、こんにちは。倉嶋桃子です。

いよいよ11月スタートですね。残りのカレンダーも少なくなり、来年のカレンダーをいつ買おうかと考え始めた今日この頃です。

来年のスケジュール帳は、12月スタートのものを一足先に購入済みで、すでに記入も始めているのですが、今年はいつもとは違うタイプのものにしました。

例年は、文字が記入しやすい日にちの枠が大きく、後ろにはメモとしても使えるノート部分があるものを選んでいるのですが、今年はそれにプラスして、ファスナー付きの収納袋がついているものです。

昨年は、その収納部分が後付けできるものだったのですが、取り外しができる分、入れるものが増えると取れやすくなってしまうところが難点で、今年は、その反省を活かし、一体化したものを選んでみました。

この収納部分、メッセージカードや、筆記用具の替え芯、カード式ソーイングセット、人から頂いた嬉しいお手紙やメモなどを入れておけるので、便利でもあり、急に必要になった時に使えるお助け機能だと思っています。

皆さんは、すでにスケジュール帳は購入されましたか?

もしかしたら、スマホやPCで管理をされているから、そんなものはもう使っていないよという方も多いのかもしれません。

皆さんのお気に入りの手帳やスケジュール帳、手帳のこだわりなどありましたら、ぜひ番組宛にメッセージをお寄せくださいね。

それでは、本日の放送内容です。

「Food」in bloom

食べ物をより美味しく食べるために添えられる付け合せ。

メインのお料理を引き立たせたり、お皿に彩りを加えたりと、お料理によっては切っても切れない関係にあるものもあります。

その代表といえば、カレーライスと福神漬け。

普段、当たり前のようにカレーの付け合せとして福神漬を食べていますが、ないとやっぱり物足りません。

カレーライスにパリパリの食感と旨味をプラスしてくれる大切な相棒です。

今日の「Food」in bloomでは、「カレーな相棒。福神漬けのお話」と題して、福神漬についてのあれこれを調べてみました。


福神漬の起源

福神漬とは、ダイコン、ナス、ナタマメ、レンコン、キュウリ、シソの実、シイタケまたは白ゴマなどの7種の野菜類を塩抜きして細かく刻み、醤油と砂糖やみりんで作った調味液で漬けたお漬物のこと。

出自については諸説ありますが、明治10年頃、上野の漬物店「山田屋」(現在の「酒悦(しゅえつ)」)の店主・第15代野田 清右衛門(のだ せうえもん)が開発し、茶店で売ってみたところ評判となり、全国に広まったという説が有力です。

それまでは塩漬けだった漬物をしょう油で漬け、味の良い福神漬になるまでに約10年もの歳月を要したと言われていますが、その甲斐あって福神漬はまたたく間に庶民の間で評判となりました。

福神漬が全国に広まっていったきっかけ

そのきっかけとなったのが日清戦争。

保存がきいて美味なところから軍用の副菜に採用されました。

少量で沢山のご飯が食べられると言う利点があり、この味を覚えた戦場の兵士たちが、故郷にその味を伝え、日本中に普及していきました。

福神漬の名前の由来

いかにもおめでたい名前の「福神漬」。

名付け親は、明治時代の流行作家・梅亭金鵞だと言われています。

その由来は諸説ありますが、7種類の野菜が入っていることや、福神漬を考案した店の近くに七福神が祀られていたことから考えついたという説が有力です。

また「おかずがいらないほどおいしい」ため、食費が浮いてお金がたまるので「福の神も漬けてある=福神漬」と言われるようになったとも伝えられていま
す。

福神漬とカレーの出会い

「福神漬」がはじめて「カレーライス」に添えられたのは、1902(明治35)年頃、ヨーロッパ航路船の食堂と言われています。

カレーの本場であるインドでは、野菜や果物に香辛料を加えて煮込む事で作られるペースト状の調味料「チャツネ」をカレーに添える事が一般的で、欧州航路客船の一等客室に出されるカレーにもチャツネが添えられてたそうです。

しかし、ある時チャツネを切らしてしまい、その代用品としてチャツネに似た食材「福神漬け」を付け合せたところ、以外にも大好評。

西洋化を押し進めていた当時の日本、ハイカラな外国船航路の1等食堂のスタイルは、あっという間に巷(ちまた)に広がっていきました。

ただし当時の福神漬けは高級品だったようで、二等・三等船客には沢庵を付け合わせに出していました。

カレーの付け合わせ、もう一つの相棒。らっきょうについて

カレーの付け合せとして、福神漬と人気を二分しているのがらっきょう。

はじめて、らっきょうがカレーに添えられたのは、帝国ホテルが列車食堂で出してからと言われています。

最初は口をさっぱりさせる為にピクルスをカレーに添えていましたが、ピクルスの持つ独特な酸味と香りが日本人に合わなかった為、それの代用品としてカレーに添えたものがらっきょうだったようです。

実はこのらっきょう。

古くから健胃や整腸の薬として用いられていました。

らっきょうの注目すべき成分は「硫化アリル」。

硫化アリルは、血栓を予防し血液の流れを良くするほか、ビタミンB1の吸収を高め、疲労回復効果が期待できます。

そのため、ビタミンB1を多く含む“豚肉”をたっぷり使ったカレーとらっきょうを一緒に食べることで、夏バテの予防につながります。

らっきょうの効能が期待できる量は3個ほど。

ただし、らっきょうの効能は漬け汁に溶け出しているため、甘酢をカレーにかけることを忘れてはいけません。

全国的に見ると、少数派のらっきょうですが、カレーの付け合せとしては、夏はらっきょうというのが健康には良さそうです。

まとめ

さてここまで、カレーの相棒として福神漬についてお話してまいりましたが、最近ではカレーの付け合わせ以外にも福神漬そのものを使ったさまざまなアレンジレシピも生まれているようです。

みなさんも、普段の食事の中にも上手に取り入れながら、カレー以外の組み合わせを試してみてはいかがでしょうか?

ちなみに私はらっきょう派です。

参考資料

カレーの名脇役としての福神漬はこうして生まれた!福神漬けの歴史を紐解く 
http://curry-hunter.jp/post-5981/ 

福神漬豆知識 | 福神漬 | 東海漬物
http://www.kyuchan.co.jp/fukujinzuke/mamechishiki/index.html

福神漬
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E7%A5%9E%E6%BC%AC

「Interest」in bloom

日に日に寒くなり、空気も乾燥してきました。

ストーブ、こたつ、電気毛布など冬を乗り切るための暖房器具をすでに使い始めている方も多いのではないでしょうか?

しかし、勘違いやスイッチの切り忘れ等による器具の不適当な使用方法が、火災につながることもあります。

消防庁が季節ごとの出火件数をまとめたデータを見ると、空気が乾燥する12~2月の冬季で全体の出火件数のうち3割近くの火災が発生し、また同様に空気が乾燥している3~5月の春季も全体の出火件数のうち3割を占めています。

消防車やはしご車などが普及している現代では、消防士のみなさんが、ポンプによって汲み上げた水を放水したり、消火器を使用したりして火を消していますが、今から300年前の江戸時代には、町人で組織された町火消が、江戸の町を守っていました。

燃え盛る火に立ち向かい、人や家財を守ってくれる彼らは、町の人たちにとってあこがれのヒーローでした。

今日のInterest in bloomでは、「江戸時代のみんなの憧れ、江戸町火消のお話」と題して、江戸町火消についておおくりいたします。


江戸の消防組織

消防の歴史は江戸時代に始まります。

「火事とけんかは江戸の華」といわれるように、江戸の町には火事がとても多く、そんな火事の被害をくい止めるため、江戸の町には「奉書火消(ほうしょびけし)」「大名火消(だいみょうびけし)」「定火消(じょうびけし)」「町火消(まちびけし)」という消防の組織がありました。

町火消(まちびけし)とは、1718年(享保3年)に南町奉行大岡忠相がつくった町人による消防組織のこと。

時代劇で有名な「いろは48組」が、隅田川から西を担当し、本所・深川の16組が、隅田川の東側を担当していました。

各組には、長い棒の先に飾りがついた纏(まとい)を、火事現場の目印としてつくり、纏はそれぞれの組のシンボルになりました。

総勢およそ1万人で、かかる費用は町の負担。

命知らずで粋な火消しは町民に大人気で、憧れるものも多かったと言います。

頭取、纏(まとい)持ち、梯子持ち・道具持ち、平人(鳶口)、土手人足 (土木工事人足で、火事には出動しない)などの階級から成り、鳶などの町火消人足は、普段は建築 現場で働いていたりしますが、火急のときには即刻町内の自身番に集結して、頭取の指揮のもと現場へ向かっていました。

『頭取』は町奉行の管轄下にあったので奉行所と繋がっており、奉行所への伝達や奉行所からの連絡事項を組に伝えたりする権限がありました。

江戸の火消しは、大火に敢然と立ち向う男達ですから、威勢がよく、せっかちで気性が荒い者も多く、火事場での喧嘩も日常茶飯事だったようです。

そんな荒くれものを統率する『頭取』は、腕っぷしが強いだけでなく、人望と威厳を兼ね備えた者でなければなりませんでした。

また、普段は町人から頼れる存在として、町内のもめ事の仲裁や解決、不審者を追い払うなどの町を取り締まる役割や、祭りごとや商家の冠婚葬祭の手伝い、相談役など非常に広い人脈を持ち、ひとたび『頭取』が顔を出せば何事も治まるといった町の「顔役」として江戸中でも広く知られる存在でした。

『頭取』には町の有権者が選ばれていましたが、顔が広く町のあらゆる情報が頭取に上ってくるので、町奉行からも町のお目付け役としての役割を任されていたようです。

町火消の『頭取』は、いざ火事となれば勇猛果敢に立ち向かい、町のあらゆることに対して縁の下の力持ちとして働いていたので、町の人々からの尊敬を集め人望が厚かったと言います。

まさしく江戸生粋の誰もが憧れる男として、与力(町奉行の支配下で、江戸の司法・警備・治安維持をする江戸時代の職業)・力士ともに「江戸の三男(さんおとこ)」といわれ、ヒーロー的な存在であったようです。

権威を誇示する正義ではなく、弱い立場にある者を守り、他を圧巻する裁量力と統率力を瞬時に発揮できる町火消『頭取』の「粋でいなせ」な生き様は、町人からの信頼を一身に受ける、まさしくヒーローそのもののように思えます。

参考資料

火消し
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E6%B6%88

江戸の火消し
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/libr/times/times01.htm

江戸の三火消と消防技術
https://www.gakken.co.jp/kagakusouken/spread/oedo/06/kaisetsu1.html

江戸のヒーロー!火消の職に迫る
http://www.ota-benkei.com/column_09.html

今日もお聴きいただきありがとうございました。

番組では、ポッドキャストによる配信をおこなっています。11/2分については、放送終了後に更新いたします。

また、番組では皆様からのメッセージをお待ちしております。「試してみたよ」「作ってみたよ」といった番組で取り上げた内容のご感想、みなさんが感じる幸せのひとときなど、ぜひお聞かせくださいませ。

それから、番組の構成上、時間の都合でリクエスト曲にはお応えできない可能性がございます。ご容赦くださいませ。

それでは、また来週、月曜日15:00にお耳にかかりましょう。

お相手は、倉嶋桃子でした。