Blooming Days - 日々是好日 -

Blooming Days, September’28

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2020年9月28日(月)

みなさん、こんにちは。倉嶋桃子です。

週が明けまして、気持ちのいい月曜日を迎えました。

久しぶりの陽射しと、カラッとした陽気の青空でとても気分がいいスタートでしたね。

朝出勤途中の道には、昨夜降った雨つぶが一斉に咲いている彼岸花に残っていて、朝の光にあたった様子がキラキラしていて、とてもきれいでした。

これから秋が深まっていく中で、景色の移り変わりを1つ1つ楽しみながら、リラックスしたり、心のストレッチをしてみるのもいいかもしれません。

さて、最近のニュースの話題で気になる事と言えば、東京都発着のGoToキャンペーンがはじまるという話。

本来は秋の行楽シーズンということで、早くからお出かけの予定を組む方も多い時期かと思いますが、皆さんやはり慎重に生活していると言うこともあって、私の周辺ではお出かけ予定の話はあまり聞かないように感じます。

ですが、やはり人間心身ともにリフレッシュすることは必要。

対策を各自で行いながら、適度に外出も楽しむのも大切かと思います。

今週はお天気も安定する日が多そうですので、何か計画してみるのもいいかもしれませんね。

それでは、本日の放送内容です。

「Food」in bloom

今日、28日は「米の日」。

「米」という字を分解すると「八十八」となることから「8月8日」「8月18日」に加え、「8」がつく毎月「8日18日28日」が「米の日」となったそうです。

そろそろ新米が出回る時期、今日のFood in bloomでは、お米についてのあれこれをご紹介いたします。


お米について

日本人の生活になくてはならない人気の主食であるご飯。

お米は、私達が普段食べているジャポニカ米、粒が細長くて粘りは少なく、パサパサした食感のインディカ米、大粒で炊くと少し粘りがあるジャバニカ米と大きく3種類に分けられます。お米は、私達が普段食べているジャポニカ米、粒が細長くて粘りは少なく、パサパサした食感のインディカ米、大粒で炊くと少し粘りがあるジャバニカ米と大きく3種類に分けられます。

日本で作られているお米の品種は、約1170銘柄。

普段食卓で食べているお米が約820銘柄、もちやおこわの原料となるお米が約130銘柄、お酒の原料となるお米が220銘柄もあります。

甘みの強い「魚沼産のコシヒカリ」、あっさり風味の「ヒノヒカリ」、もちもちした食感の「ゆめぴりか」、しっかりと粒を感じる「あきたこまち」。

お米には種類によってもっちり感、あっさり感、甘み、食べやすさなど、食感も食味もさまざまな特徴があります。

美味しいお米を選ぶためには、産地やブランド名だけで判断せず、等級や食味ランクを確認することが重要です。

1つ目が、等級。

品質や成分を検査し、「1等米」から「規格外」までの4段階あり、等級が高いほどお米の品質はよい評価となります。

2つ目は、食味ランク。

産地や品種ごとに食味官能試験が行われ、「香り・外観・味・粘り・硬さ」、「総合評価」の6項目で評価し最もよいものは「特Aランク」となります。

収穫した年の12月31日までに精米されたお米を新米と呼び、これ以降精米されたものは古米になります。

そろそろ新米が出回る時期ですが、さっそく買おうと思ったら、まだ昨年度産のお米が残っているという方も多いかと思います。

一度新米を食べてしまうと、古米にはなかなか手が伸びないもの。

ここで、今日は「古米を新米並みに美味しくいただく裏ワザ」をご紹介いたします。

古米を美味しく炊き上げるには、新米よりも水に浸ける時間、水加減などに少し注意を払います。

研いだお米を水に浸けておく時間は、夏場なら30分、冬場なら2時間程度です。

今の時期なら30分~1時間程度です。

水分量はやや多目に、そして氷を投入します。

古米は水分が少ないので、炊く際の水は多少多目に入れますが、その際、氷を2個ほど入れます。

これは、お米には沸騰するまでの時間が長いほど甘味が出る性質があり、水温を下げ、沸騰するまでの時間を長くするためです。

昔から、お米の炊き方を「はじめチョロチョロ中パッパ」と言いますが、このはじめチョロチョロにはこういう理由があったんですね。

これだけでも、十分美味しく炊けますが、炊く際に入れると美味しくなるものがあります。

1つ目、日本酒または本みりん。
米1合あたり大さじ1程度を投入します。甘味が増し、ふっくらツヤツヤに炊き上がります。

2つ目、だし昆布。
米本来の美味しさがやや落ちている古米に出汁昆布を投入して旨味を加えます。

3つ目、エキストラバージンオリーブオイルやサラダ油。
米1合あたり大さじ1/2程度の上質のエキストラバージンオリーブオイルやサラダ油を加えると、少しパサつくお米がしっとりツヤツヤになります。

4つ目、大根おろしの汁。
米1合に大さじ2程度を投入すると大根おろしに含まれるアミラーゼなどの酵素の効果により、でんぷんが分解されて旨味が増します。

5つ目、はちみつ。
米3合に大さじ1程度加えると甘味が加わり、つやが出ます。

6つ目、にがり。
米1合に対して1滴垂らすだけ。にがりのマグネシウムでふっくら弾力のある食感になり、冷めても固くなりません。

にがりは少し珍しいですが、大手スーパーなどではよく売られています。その他は身近にあるものばかりです。

ちょっとした裏ワザで古米も驚くほど美味しくなります。ぜひ試してみてください。

参考資料

あのお米は、もちもち?あっさり?お米の特徴を知って、“マイ銘柄”を見つけよう!
https://panasonic.jp/life/food/110016.html

残った古米が新米並みに?! 美味しい炊き方裏ワザ
https://koizumipress.com/archives/11637

「Interest」in bloom

9月中旬以降のこの時期になると稲穂も頭を垂れるほど実ってきます。

米農家の方たちは、収穫ができるまで稲が成長したことを喜んでいるのと同時に、稲の出来栄えなどが気になる時期でもあります。

米農家にとって、害獣による農作物への被害は、大雨や台風などの悪天候による被害とともに深刻です。

特にスズメとの攻防戦は、稲作をするようになった古代より、現代までずっと繰り広げられています。

今日のInterest in bloomでは、そんなスズメを追い払うために田畑に立てられる案山子についてのお話をお送りいたします。


案山子とは…。

案山子とは、人間の代わりに田畑を荒らす雀などを脅して追い払うために作った人形のこと。

古くからスズメの被害対策として考案された案山子は、かつては一本足で竹や藁で作られたものが定番でしたが、最近ではその効果を上げるため様々な素材や形状のものも出てきています。

とは言え、猫と同等の学習能力を持つと言われるスズメにとっては、動かない案山子は、風船やタカやヘビの模型と同様、ぶら下げたり置いたりするだけのものはまったく効果がないか、あっても時間の経過と共に無害なものと認識されてしまいます。

風やその他の動力によって不規則な動作をするものを導入したり、田畑の上に糸を張り巡らせて、そこに風車の類を通したり、銀色のテープを多数吊り下げることで、きらきらと光り鳥獣を威嚇する効果を出すものもあるようですが、被害の多い時期には効果がないようです。

そもそも、この案山子。

古くは髪の毛や魚の頭などを焼き、串にさして田畑に立てたもので、悪臭で鳥や獣を追い払っていたことから、これを「嗅がし(かがし)」と呼び、それが転じて「かかし」となったと言われています。

そして、この「かかし」という言葉は近世以降に関東地方から始まり、江戸時代後半に関西地方でも「かかし」が使われるようになりました。

また、漢字の「案山子(あんざんし)」という言葉は、元々中国の僧侶が用いた言葉で、「案山(あんざん)」は山の中でも平らなところを意味し、「子(し)」は人や人形のことを指します。

中国宋代の禅書『景得伝灯録(けいとくでんとうろく)』の一文に、「山の中に居て会話する事が出来ない人の形をするもの」と言う意味合いの文章があり、これにならって「かかし」の当て字に「案山子」が用いられるようになったという説があります。

また、この案山子には、古事記に登場する久延昆古(クエビコ)という神様だという説もあります。

この神様は、足が不自由で、全てを知り尽くしている知恵の神であり、田の神、五穀豊穣の祈願神(きがんがみ)ということで、呪術的な需要から形成されていったものではないかとも考えられています。

中部地方では案山子を祀る(まつる)習俗があるそうで、長野県下では10月10日をカカシアゲ・ソメの年取(としとり)などと呼び、田んぼに半年間立っていた案山子を田から家に迎えて餅・大根などを供え収穫祝を行うそうです。

金田一春彦氏によれば、現在のように人間らしい形に変わったのは、烏や獣を脅かすというよりも、むしろ田の神として、田んぼの稲を守ってもらおうという気持ちのほうが強かったからではないかと言っています。

このような様々な意味合いをもっている案山子ですが、農業従事者の高齢化や後継者不足などから、農村地帯は荒廃し、最近の田園風景の中で、案山子を見る機会も減ってきています。

一曲お送りした後、後半は「最近の案山子事情について」ご紹介いたします。

最近の案山子事情について

前半は、案山子の言葉の由来や意味合いなどについてお話ししましたが、後半は「最近の案山子事情」について、ご紹介したいと思います。

田んぼの害獣除けといえば、かつては、一本足で竹や藁で作られた案山子が一般的でしたが、その撃退方法も時代とともに変わってきているようです。

吹き流しや防鳥テープ、爆音器、さらに音と視覚の刺激を加えた複合型爆音器など、様々な威嚇装置があります。

臭いで追い払う方法、侵入を防ぐ方法、音で追い払う方法、動物から農作物を守るために様々な方法がありますが、最近では、太田精機が開発したオオカミ型ロボット「スーパーモンスターウルフ」が効果を上げているそうです。

この「スーパーモンスターウルフ」、オオカミの姿をしており、「体長」65センチメートル、「体高」50センチメートルで、目にはLEDが採用され、胴体にはスピーカーが設置されています。

ソーラーパネルによる太陽光発電とバッテリーにより、昼夜を分かたず稼働し、赤外線センサーでおよそ20メートル以内の動くものを検知、最大約90デジベルの威嚇音声を発し、首を左右にふり、目が「炎の色」など16パターンに発光します。

この威嚇音は約1キロメートル四方にまで届き、音声は、オオカミの咆哮(ほうこう)や、猟犬の鳴き声、イノシシの悲鳴、猟銃の発砲音、動物が忌避する金属音、「お前だけは許さない」という人の叫び声など約50種類から選ばれますが、様々な音を無作為に出すことで、野生動物が慣れてしまうことがないそうです。

ただ、資料を読む限り、イノシシやクマ、鹿、サルなどの野生動物に対しては効果があるものの、スズメに対して効果があるとは書かれていないですね。

現在日本各地で40体以上が稼働しているそうです。

続いてご紹介するのはアメリカの最新型案山子。

毎年25パーセントの作物が鳥に食べられてしまうという問題に悩まされていたアメリカ・オレゴン州のブルーベリー農園では、レーザーを発射して鳥を驚かすという最新型の案山子を使っています。

この案山子はアグリレーザー・オートノミック(Agrilaser Autonomic)といい、レーザーガンから周囲に緑の光線が照射されると、鳥はこれを捕食者と勘違いして、一目散に逃げていくという性能をもっているそうです。

なぜ、レーザーの色が緑色なのかというと、これが鳥の目から脳に最大量の信号を送れる色だからとのこと。

鳥にしてみれば、赤よりも8倍も眩しく感じられるんだそうです。

従来の案山子と違い、鳥が慣れるということはないように、レーザーのパターンが組み込まれていて、それぞれの農園にあったものにカスタマイズが可能ということで、この最新型の案山子を採用した結果、なんと鳥の数が99パーセント減少したそうです。

気になるお値段は、一台につきおよそ110万円相当。

また、広大な敷地を持っている方であれば、数台必要になってくるということで、これはなかなかの費用になりそうです。

一方で、機械や設備は効果なしと「人間の案山子」を採用しているというイギリスの農場もあります。

英放送局BBCや英紙ガーディアンなどによると、以前からヤマウズラという鳥に悩まされていたアブラナ畑を営む農場主のウィリアム・ヤングさん、数年前には12ヘクタール分ものアブラナがヤマウズラにやられ、大きな損害を被ったこともあったそうで、ヤマウズラが近づかないように、できる限りの努力はしたものの作りものの、案山子は全く役に立たず、他に爆竹をつかって脅しても慣れてしまい全く効果なし。

最終的に、生身の人間が「案山子」になるしかないということで、「案山子」のアルバイトを募集。

大学を卒業したものの就職先を見つけられなかった22歳、ジェイミー・フォックスさんを採用し、人間が畑にいることをアピールするために目立つオレンジ色のコートを着て、楽器をならしたりして、日々頑張っているそうです。

音大卒ということですから、楽器も演奏できてちょうどよかったのかもしれませんね。

この攻防戦が、いつまで有効なのか気になるところです。

一口に案山子といっても色々なものが現在も使われていることがわかりました。

古代から動物たちと戦ってきたことを考えると、人間が農作物を作り続ける限り、知恵比べは続くかもしれませんね。

参考資料

アブなすぎる害獣図鑑!農家の敵とその撃退方法 ~スズメ編~
https://agri.mynavi.jp/2017_12_16_13504/

案山子 新日本風土記
https://www.nhk.or.jp/fudoki/161021broadcast1.html

スーパーモンスターウルフ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%95

最新のかかし事情。人型はもう古い。レーザービームを発射して鳥たちを驚かす
https://news.biglobe.ne.jp/trend/0915/kpa_180915_5070894607.html

畑で“かかし”になるお仕事、就活うまくいかず始めたアルバイト。
https://news.biglobe.ne.jp/trend/1012/nrn_121012_5146868117.html

今日もお聴きいただきありがとうございました。

番組では、ポッドキャストによる配信をおこなっています。9/28分については、放送終了後に更新いたします。

また、番組では皆様からのメッセージをお待ちしております。「試してみたよ」「作ってみたよ」といった番組で取り上げた内容のご感想、みなさんが感じる幸せのひとときなど、ぜひお聞かせくださいませ。

それから、番組の構成上、時間の都合でリクエスト曲にはお応えできない可能性がございます。ご容赦くださいませ。

それでは、また来週、月曜日15:00にお耳にかかりましょう。

お相手は、倉嶋桃子でした。