Blooming Days - 日々是好日 -

Blooming Days, June ’08

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2020年6月8日(月)

みなさん、こんにちは。倉嶋桃子です。
6月もあっというまに一週間が過ぎ、いよいよ関東地方も傘マークの頻度が高くなってきたように思います。

近所のお庭の紫陽花も、すっかり咲き揃い、雨の日には生き生きとした姿を見せてくれています。

さて、先日友人と話をしていたら、「今年は5月病じゃなくて、6月病っていうのがありそうじゃない?」という話をしていました。

様々なところで、気を遣いながら生活することにも、ある程度慣れてはきたものの、公共施設での対応や外出先での行動、そして再開した学校での登校のスケジュールや生活の仕方など、まだまだ戸惑うことも多かったり、就職活動している学生の方など、これまで聞いてきた手順とは違っていることがほとんどで、気苦労も想像以上だとか…。

また、夏の行事や休暇なども徐々に予定が分かってきていますが、完全に元のような生活にはまだ戻れない分、どこかで自分自身気持ちの切り替えや、気分転換が大事になってきそうです。

本格的な雨の季節を前に、こんな時期にもワクワクするようなこと、気持ちがゆったりできること、見つけておきたいと思います。

それでは、本日の放送内容です。

「Interest」 in bloom

みなさんは、「サスティナブル」や「エシカル消費」という言葉を聞いたことありますでしょうか?

海外では、ごく一般的な言葉らしいのですが、日本ではあまり耳にする機会がないように思います。

なぜ今、このような言葉が注目されるようになってきたのか…。

今回の「Interest」in bloomでは、この「サスティナブル」や「エシカル消費」という言葉についてご紹介いたします。


サステイナブル(Sustainable)の意味

まずはじめに、サスティナブルという言葉。

直訳すると「持続可能」という意味になります。

簡単にいうと、環境や社会にやさしいということですね。

環境面では、将来もずっと、現在のような環境下で人類が地球上で生活していけること。

社会面では、地球上のすべての人が平等に社会的恩恵を受けられること。

これらのことを指して「サスティナブル」と呼んでいます。

サステイナブル(Sustainable)と言う言葉が普及した経緯

もともとは、「サスティナブル成長率」などビジネスの世界で使われていたこの言葉。

「環境と開発に関する世界委員会」という会議の報告書で、「サスティナブル・デベロップメント(持続可能な開発)」という文言が使われたことをきっかけに、環境に関する用語として広く普及しました。

この報告書では、「サスティナブル・デベロップメント(持続可能な開発)とは、次世代の人々のニーズを損なうことなく、現在のニーズを満たすこと。」と定義されています。

サスティナブル(Sustainable)が主張されるようになった理由

なぜ、このようなことが主張されるようになったかというと、現在の私たちの生活がサスティナブルとはいえないからです。

現在のペースで温室効果ガスを排出し続ければ、気候変動がさらに深刻化しますし、現在のペースで石油や天然ガスなどの化石燃料を使い続ければ、有限であるこれら資源はいずれ枯渇します。

また、現在のペースで農薬や殺虫剤や化学物質を使い続ければ、土壌や河川・海を通して水や魚介類が汚染され、飲料水や食糧不足が深刻化することになるでしょう。

つまり、私たちがこれまでどおりの生活を続ければ、子供や孫の世代に多大な迷惑をかけることになるかもしれないという事が危惧されているからなんですね。

でも、便利な生活を経験してしまった私たちにとって、今から狩猟と採取の暮らしに戻り、原始時代のような生活をするのは無理なことです。

そこで、欲しいものや便利な生活をあきらめて原始的な暮らしに戻るのではなく、これまでに培った科学技術や先人の知恵を活用し、持続可能な方法で心身ともに豊かな生活をしましょうということなんですね。

今、世の中には、農薬や殺虫剤、化学添加物を使わないオーガニック食品ですとか、省エネ製品、資源のリサイクル、モノの共有などサスティナブルな生活をするための製品やサービス、アイディアがたくさん出回っています。

こうした新しい製品やサービスを活用して、これ以上環境を汚すことなく、貧富の差を減らし、世界中が幸せになれるような方法で発展を続け、より良い環境と美しい地球を次世代に残して行こうというのが、このサスティナブル、サスティナビリティという言葉の解釈になります。

それでは、ここで1曲お送りしたあと、後半は、サスティナブルなライフスタイルを送るために、関係が深い言葉「エシカル消費」という言葉についてご紹介します。

サスティナブルなライフスタイルを送るためのキーワード

前半では、「サスティナブル」の言葉について、そしてサスティナブルという考え方が広まってきた理由についてご紹介しましたが、後半はサスティナブルな生活へのはじめの一歩とも言える「エシカル消費」という言葉についてご紹介します。

まず、エシカルという言葉ですが、「倫理的」「道徳的」、あるいは「法的な定めとは別に、みんなが”正しい”と思うような社会的規範」といった意味を持っています。特に最近は、環境保全や地域・社会への考慮といったニュアンスで捉えられることが多い概念です。

それを実践できる身近な行動の1つが「エシカル消費」だと言えるでしょう。

「エシカル消費」とは、「人・社会・地球環境に配慮した倫理的な消費行動」「誰かが犠牲になることのない消費行動」と定義されています。

簡単に言うと、購入することで環境や社会問題の解決に貢献できる商品を購入し、そうでない商品は購入しないという消費活動のことですね。

ここでいう「エシカル消費」という考え方は、海外が発祥で日本ではあまり広がっていないようですが、これまでも近い考え方は存在していました。

それは、「公正な貿易の仕組み」を意味する「フェアトレード」という言葉です。

これは、先進国と開発途上国の間でさまざまな貿易が交わされていますが、なかには開発途上国の小規模農家の人たちなどが、十分な賃金を得られずに働いているケースがあります。

フェアトレードとは、そうした社会課題の解決に向けて、労働者に適切な賃金が払われ、労働環境にも配慮し、その人たちの生活改善を支援する貿易を叶えていくことをいい、最近では認証ラベルのついた製品が、食品から雑貨、ファッションにいたるまで増えてきていて、購入する際の選択肢が広がっているように感じています。

そこで、私たち消費者は、モノやサービスにお金を払うときや、投資する先として検討する際には、「人・社会・地球環境に配慮した考え方」に基づいた企業活動を行っている会社であるのかを意識的に調べ、エシカル消費をすることで、そういった考え方を持っている企業を応援することになり、結果的には、世界中の人々にも、地球環境にも優しい社会の実現の一歩になるのです。

まとめ

今回は、「サスティナブル」という言葉と、「エシカル消費」という言葉についてご紹介いたしましたが、言葉の意味がわかっても、実際には何からはじめて良いのか戸惑ってしまうこともありますね。

そんな方も、まずは日々の暮らしをこれまでよりも少し丁寧に見つめ、未来にとっていいことであるのか意識して生活してみる、行動してみる、というところからはじめてみるのはいかがでしょうか?

「Living」in bloom

新型コロナウィルスの影響で、売上が激減した会社、お店などが、再起する為の必要な資金を調達するために使うことが多くなったクラウドファンディング。

「北海道の動物園ノースサファリサッポロがおこなっているクラウドファンディング、変わった返礼品で注目を集めている」というニュースを目にした人も多いかもしれません。

今回の「Living」in bloom では、そんな動物園のクラウドファンディングについてご紹介いたします。


クラウドファンディングとは?

そもそも、このクラウドファンディングという言葉、群衆を意味するcrowdと資金調達を意味するfundingを組み合わせた造語で、「インターネットを通して自分の活動や夢を発信することで、想いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれる人から資金を募る」仕組みです。

今までは、途上国支援や商品開発、自伝本の制作など幅広いプロジェクトが実施されていましたが、最近では、コロナウィルスによる営業自粛などで売上の激減した会社、お店などが再起する為に必要な活動資金を調達するために使う例が多くなっています。

ふれあい体験型動物園ノースサファリサッポロ

この仕組みを使って、再開資金を調達しようとしたのが北海道のふれあい体験型動物園ノースサファリサッポロ。

138種類、約500頭の動物たちを飼育しているそうですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、GW期間を含む休園が続いたため売上が激減。動物たちのエサ、医療費、管理費、冷暖房費、人件費を賄うためにクラウドファンディングをスタートしたんですが、とてもユニークな返礼品が注目され、今話題になっています。

このユニークな返礼品、例えば、ビーバーがかじった木で作ったコースターや、サル・オットセイ・ヤギが描いた絵、ミニブタ、ペンギン、ミーアキャット、カピバラ、ハナグマの足跡Tシャツ、ライオンたちが爪や牙でひっかいたダメージジーンズ!

ホームページの写真を見ると天井からぶら下げられたジーンズをライオンが引っ掻いたりかじったりしていますね。ダメージはライオン次第で変わると書いてあります。

その他にも、1日園長体験などかわった返礼品もあるようです。

少し見ただけで、これなら少し寄付しようかな~思うような返礼品ばかりだと私もすぐに感じましたが、この返礼品のユニークさがSNSで発信されると、すぐに広まり、いくつかの返礼品は在庫がない状態になっているようです。

6月4日時点で690万円だった支援金が、昨日6月7日には2,600万円になっていて、現在も支援金が増え続けています。すごいですね。

その他にも、新型コロナの影響で、休園を余儀なくされていたテーマパークや動物園は数多くあるようで、一曲お送りした後、クラウドファンディングで支援を募っている動物園をご紹介したいと思います。

先程は、北海道の動物園ノースサファリサッポロが、ユニークな返礼品でクラウドファンディングを成功させたというお話をしました。
ここからは、それ以外にもクラウドファンディングで支援を募っている、変わった返礼品のある動物園をご紹介いたします。

「ふれあい動物園ピクニカ共和国」福岡県飯塚市

まずはじめにご紹介するのが、福岡県飯塚市にある「ふれあい動物園ピクニカ共和国」。

ここは、警察署に「落とし物」として保護された動物や、廃業に至ったペットショップ、怪我や余剰個体で一般の動物園で活躍できない動物たちを引き取ってケアし、動物園の家族として育てている民間の保護動物園です。

写真を見ると、ヤギとかミニチュアホース、カピバラ、ブタさんなどの小動物の他に、ウサギや猫、犬、蛇、これはボールパイソンというニシキヘビみたいに大きいものもいますね。ここでは、現在約60種類の動物、総勢400匹が生活をしているようです。

こちらも現在、クラウドファンディングで支援を募っていますが、返礼品を見ると、年間パスポートやオリジナルアクセサリーなどの他に「感謝のお手紙とお写真とともに動物たちを連れてお礼に行きます」というものがあります。総勢400匹いますから全員というわけではないんでしょうが、動物たちがお礼に来てくれるなんて素敵ですね。

「日本モンキーセンター」愛知県犬山市

次にご紹介するのが、愛知県犬山市にある日本モンキーセンター。

ここは、名前の通りお猿さんしかいない世界屈指のサル類動物園です。園内にいるお猿さんは、約60種850頭と世界最多だそうです。

うちの娘が、ショウガラゴという小さなメガネザルのようなお猿さんが大好きで、よくネットで動画とかを見ているんですが、ここにはいるんですよね。いつか行ってみたいです。

で、ここでのクラウドファンディングの返礼品には、トートバッグやクリアファイルなど動物園オリジナルグッズの他に、「休園日の園内、24時間貸し切り」というものがあります。

24時間となると夜はどうするんだろうと思いますが、ホームページには「宿泊施設はありませんが、テント等を使用しての宿泊は可能です」とありますので、園内に泊まっていいということなんですね。

先程お話したショウガラゴ、夜行性なので夜だと違った姿が見えるかもしれませんね。娘にさっそく報告します。

「鯖江市西山動物園」福井県鯖江市

最後に紹介するのが、福井県鯖江市にある鯖江市西山動物園です。

この動物園、敷地面積は約3830平方メートルと、日本動物園水族館協会に加盟する動物園の中で最も小さく、日本一小さな動物園としても知られているんですが、レッサーパンダの繁殖実績では日本有数を誇ります。

ホームページを見るとレッサーパンダとお猿さんと鳥しかいないようですね。園内マップを見るとたしかに小さいです。

ここでのクラウドファンディングの返礼品は、タオルや時計といった動物園オリジナルグッズがあるんですが、その他に、園内で生まれたシロテナガザルやフランソワルトン(こちらもお猿さんです)の命名権というものがありました。

レッサーパンダではないんですね。そういえば少し前に、宇都宮動物園が売り出したキリンの命名権が100万円で落札されたというニュースを見ましたけど、そういうニーズというのが意外とあるんですね。

まとめ

さて、今日は動物園のクラウドファンディングにおけるユニークな、変わった返礼品についてご紹介いたしました。

成功している多くの事例を見ると、インパクトのある返礼品、ユニークな返礼品、モノだけでなくコトやサービス、体験などアイディアがつまっているものが多くみられました。

今日ご紹介した福岡県飯塚市の「ふれあい動物園ピクニカ共和国」。
「感謝のお手紙とお写真とともに動物たちを連れてお礼に行きます」なんて、心がこもっていてとても素敵だなと思いました。

これからのクラウドファンディングの返礼品、これをきっかけにユニークなものが増えるんでしょうね。

「Feel」in bloom

その人がどれだけの人かは、人生に日が当たってない時にどのように過ごしているかで図れる。

日が当たっている時は、何をやってもうまくいく。

– 勝海舟 –

今日もお聴きいただきありがとうございました。

番組では、ポッドキャストによる配信をおこなっています。6/8分については、放送終了後に更新いたします。

また、番組では皆様からのメッセージをお待ちしております。「試してみたよ」「作ってみたよ」といった番組で取り上げた内容のご感想、みなさんが感じる幸せのひとときなど、ぜひお聞かせくださいませ。

それから、番組の構成上、時間の都合でリクエスト曲にはお応えできない可能性がございます。ご容赦くださいませ。

それでは、また来週、月曜日15:00にお耳にかかりましょう。

お相手は、倉嶋桃子でした。